COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/07/06

【vol.455】楽しいうんこ。

小五の息子が「うんこ漢字ドリル」を買ってきました。
今年3月の発売以来3ヶ月で220万部を突破。バカ売れの教材です。

“日本一楽しい漢字ドリル”というコンセプトのとおり、確かに楽しい!
イラストも、吹き出しの形も、例文もすべて“うんこまみれ”です。

特にすごいのが“例文”。
漢字1つにつき3種類ずつ書かれているのですが、その全てに“うんこ”が使われています!
小五用のドリルだとその総数は約300にものぼります。

たとえば・・・

「快」→おじいちゃんは飛んでくるうんこを軽「 」な動きでよけた。
「祖」→人類の「 」先については、サル説とうんこ説がある。
「仏」→それは「 」像ではなく私のうんこだ。
「素」→この服は、「 」材に人のうんこを使っているそうだ。etc.

例文がシュール!そしてクリエイティブ!
息子と二人でのめりこみました(笑)

漢字の練習が好きな人は、とても少ないと思います。
ですが、このドリルは笑いながら取り組めるうえに、しかも漢字が身についてしまう。
すごいツールだと思います。

このドリルを見て、思い出したことがあります。私の子供たちが通っていた幼稚園です。
教え方がとても上手で、全ての園児が卒園するまでに絵本を数百冊も読破したり、逆立ちや側転ができるようになったりするのです。

そうした成果を聞くと、スパルタ指導のエリート教育なのでは?と思いますよね。
しかし、園長先生はこう言っていました。
「子供は楽しくないことは、絶対にしません。強制してやらせるのは無理なんです。」
実際、私の子供も毎日楽しそうに通っていて、厳しい指導を受けた様子は全くありませんでした。

多くの大人には「勉強 = マジメかつキチンとやらなくちゃいけないこと」という認識がありますよね。
大人は自制が効くので、楽しませる工夫をしなくても、やるときはやる。

でも、本当は大人も子供と一緒なのではないでしょうか?

楽しいことが好き。楽しみながらできる方がいい。
「うんこアカウンティング講座」とかあったら、人気になる気します(笑)

社員教育にも、もっと面白さや楽しさを注入していける余地があるのではないでしょうか?

《まとめ》
マジメにコツコツとやっている、ふりかもしれない。勉強も、仕事も。