山口県で車の販売ディーラーを展開されているM社長。
九州大学のMBAプログラムを受講されていて、山口から博多まで毎日新幹線で通学しています。
この10年で経営を改善し、実質無借金経営。
社員の定着率も高く、業績も好調。
なのに、なぜ勉強をするのか?
お聞きすると「未来を描くために学んでいる」とのこと。
今は業績好調だとしても、これから車が売れなくなる時代が来る。
だが正直、その先のビジョンを今は描けていないし、語ることもできない。
だから、勉強して考えたいのだと。
M社長のように、勉強に励む経営者は私のまわりでも少なくありません。
毎週、東京の社会人大学に飛行機で通う方。
通信制のビジネススクールに入学し、平日は22〜25時の3時間、土日は10時間の勉強を2年間続けたという方。
アップル・ジャパン元社長、山元賢治さんは、激務の中でもなんとかして2時間インプットの時間をつくっていたそうです。
ビジネスモデルの賞味期限が年々短くなるなかで、経営者やリーダーは常に次の手、さらにその次の手を考えるための時間と情報収集、そして柔軟な頭脳を保つことが求められます。
そして、それは社員も同じです。
もはや、人より長く仕事をして仕事力を鍛える時代ではありません。
残業を減らすのは当たり前で、浮いた時間をどう活用するのか?
仕事で最高のパフォーマンスを発揮するための、24時間のデザインが必要なのです。
経営者と社員1人ひとりが日々研鑽を怠らない会社と、そうでない会社。
その差は、毎日、劇的に広がっていくのです。
《まとめ》
一人ひとりの24時間を豊かにデザインできるチームが、未来の選択肢を増やす。