COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/11/30

【vol.473】入社3年で実力差がつく分岐点。

社会人の“実力差”。

同じ年齢、同じ時期にスタートを切ったのに、
いつのまにか差がついてしまうのは、いつ頃からなのでしょうか?

先日、入社3年目の社員を対象にした合同社員研修を行いました。
受講生とは新入社員の時から関わっているのですが、
入社直後には感じられなかった個々の実力差を、感じてしまいました。

差がつく要因は、一体なにか?

私は“当事者意識”によるものだと考えています。

当事者意識とは、ひとことで言えば
「自分の問題として前向きに捉えているかどうか。」

たとえば
「うちは中小企業だから、○○ができない」と言う人と
「規模が小さいからこそ、色々経験できる」と捉える人。

「お客さんが来ないから、ヒマだ」と考える人と、
「ヒマな時間をどう活かそうか」と捉える人。

環境や他人のせいにして、自分を守っている人と、
「自分ならどうするか?自分にできることは何か?」
“自分ごと”にできる人。

目の前のものごとに対する“捉え方”の積み重ねが、
言動の違いとなって現れ、その全ては自分に跳ね返ってくるのです。

では、その差は埋めようがないのでしょうか?
そんなことはありません。
実際に今回の研修では、相互のやりとりを通じて、
「自分のスタンスは間違っているかも」と気づく受講生がいました。
また「改善していきたい」と話していた人もいました。

では、本人の当事者意識を社内で育んでいくには、
どうすればいいでしょうか?

ポイントは“環境”です。
まわりに、当事者意識が高い先輩がいるかどうか。
スタンスのずれを日々指摘する上司がいるかどうか。

そうした“環境”によって、彼らの当事者意識は上がりもすれば、下がりもするのです。

《まとめ》
部下の当事者意識が低いのは、上司のせいかもしれない。