COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2018/03/22

【vol.487】リーダーの出張を、社員教育ツールにする。

突然ですが・・・ご存知ですか?
Q.フィリピンの人口は何人でしょうか?
Q.一人当たりGDP、日本は39000ドル。フィリピンは?

先日、フィリピンに行って来まして、絶賛プチフィリピン通です(笑)
失礼しました!
仕事で行ったのですが、海外出張の際には、帰国後に社内で“発表会”をするようにしています。

簡単ですが、プレゼンテーションスライドを作成し、写真とともに自分なりの気づきを共有します。
(冒頭の質問は発表に織り交ぜたものです。)

海外出張は楽しいし、すごく刺激を受けますよね!
私も行くたびに興奮しては「めっちゃ勉強になった!」とか「日本はこのままじゃヤバいよねー!」
とか、口にしてしまうのですが・・・

でも、逆の立場(行っていない側)になって、そうした人の話を耳にすると、違和感を感じてしまう自分もいて・・・
自慢に聞こえちゃうというか・・・まあ、やっかみですね(笑)

なので、私が海外出張に行ったときは、インプットしたことを、できるだけ社内一人ひとりの学びにできるように、
あるいは“疑似体験”できるようにという意図で発表会を実施しています。

プレゼン資料は凝っている訳ではないのですが、それでも制作に数時間はかかります。
帰りの機内は大半が資料作成の時間です(笑)

たとえば今回は、気づきを下記のようなトピックとしてまとめました。
・経済格差。金持ちがスゴい!
・若者が余りまくってる!
・日本に来たいフィリピン人。来たくないフィリピン人。
・メイドが経済成長にドライブをかける。
・10年経ったら日本に移民は来なくなる?

目的が“報告”ではなく“学びの共有”“疑似体験”となると、頭の整理の仕方がまるで変わります。
私にとって(こそ?)、いいトレーニングになっているなあと思います。

組織では経営者やリーダーの方が、外部との接点も多いし、インプットの機会に恵まれやすいものです。
社員との“成長格差”を防ぐという意味でも、おすすめです。

 

《まとめ》
リーダーの学びを、社内の学びに。

A.フィリピンの人口は1億33万人(2016年)
A.一人当たりGDPは3,022ドル(2017年IMF推計)