COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2014/09/11

【vol.318】錦織圭の育て方。

この一週間、日本中を盛り上げてくれた錦織圭選手。
決勝は残念でしたが、『日本人が世界一に!』という夢を
見させてくれましたね!

そこで私・・・ちょっと妄想してみました。

自分の息子(7歳)も、将来、超一流のテニスプレイヤーに
なれるんじゃないか?と。

ん~、
やっぱり想像できない(笑)

錦織選手は、テニススクールで知り合ったというご両親の
もと、5歳でテニスを始めました。そして13歳で「盛田正明
テニス・ファンド」の対象選手となり渡米しています。

私はテニスをしないので、息子もテニスは未体験です。
また仮に息子に才能があったとしても、私が“目利き”
できない為に、見出せなさそうだなあと思います。

逆に私はブラスバンド部でしたから、楽器の世界については、
色々な機会を創ってあげたり、導いてあげたりできるかも
しれません。

そう考えると、親の得手不得手は、子供の育てる方向性に
影響しますよね。

「いかに才能を見出し、伸ばしていくか」
これは子育てだけでなく、社員教育にも共通したテーマです。

自社に入社してきた人材が、どんな才能を秘めているか。
経営トップや上司は、全力で見つけなくてはなりません。

その際、自分の専門分野や好みだけで判断をしてしまうと、
せっかくの才能を見誤ってしまいかねません。

自力に頼り過ぎずに、他人の力を借りていくことで、
人材育成の可能性を広げることができるのではないでしょうか。

“他人の力を借りる” とは、具体的には “一流との接点” です。
超一流の講師による研修の受講。
各分野のスペシャルな人材との交流。
他社や外国への “短期留学” もいいでしょう。
(錦織選手の父、清志さんは、有名コーチが開くキャンプに
連れて行ったり、テニス専門誌などで色々と情報収集をして
いたそうです)

社外の “育ての親” に、才能を見出してもらう。
あるいはそれらの出会いによって、本人自身が気づき、
開花していく。

“過去の答えを教える” より、“育つ機会” を提供する方が
変化のスピードが速い現代には合っているのではないでしょうか。

《まとめ》
育ての親を活用して、未来を創る人材育成を。