COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2014/11/20

【vol.328】ソウルで見た「赤ちょうちん」マジック

先週、ソウルに行ってきました。
5年前にソウル校を立ち上げた、中村調理
製菓専門学校の、視察ツアーです。

ソウルは十数年前に行って以来二度目。
最近の報道を見るにつけ、反日ムードが漂って
いるのかな…と想像していました。

そのことを中村先生に聞いてみたところ、
「ソウルに来て5年間、何かを言われた
こともないし、感じたこともないです。」

と。

「だって、韓国では「日本」は『ブランド』
なんですから。日本料理も大人気ですよ」

世界ではサムスンやLGなど韓国企業に
押されている昨今、「日本がブランドだ」
という話は意外でした。

確かに街中では「居酒屋」と看板を掲げた
お店をたくさん見かけました。
そして、赤ちょうちんも(笑)

韓国では「居酒屋」は、フランスでいう
「ビストロ」のような位置付けで、オシャレ
な飲食店として人気なのだそうです。

学校も見学したのですが、正面には
「NAKAMURA」と大きく看板に記載されて
います。
日本らしい名称は大きく出したほうが、
ステイタスが上がるのです、と中村校長。

日本人が憧れる料理学校といえば
フランスの「ル・コルドン・ブルー」が
挙げられると思います。

しかしソウルではいまや「ル・コルドン・
ブルー」と共に「NAKAMURA ACADEMY」が、
料理学校の双璧として、圧倒的なブランド
を確立しているそうです。

相場に比べてかなり高い授業料にも関わらず、
カリキュラムのよさが口コミで広がり、
定員の二倍の応募があるそうです!

日本人は、フランスやイタリアに対して
いいブランドイメージを抱いています。
韓国人にとって、「Japan」も同等の
ブランド力を発揮しているとしたら、
ぐっときますね!

私はなんとなく、
『日本は韓国人には好かれていないんだろう』
とか『JAPANブランドは下り坂なんだろう』
とイメージしていました。

しかし現実には、日本のブランド力が健在な
部分もあるし、現地に飛び込んで、
両国との架け橋となっている人がいます。

頭で考えて決め付けずに、まずは見る、
体感する。そして、思考も行動も、
もっと柔軟に幅を広げないと!と痛感しました。


《まとめ》
海外に行った人は誰もが、日本はいい国だという。
ならば、その 「価値」を活かさない手はない。


※NAKAMURA ACADEMY(korea)
http://nakamurakorea.co.kr/

※韓国グルメが好きな方はこちらのブログも
「てつ校長のひとり 言」
http://blog.livedoor.jp/nsg3/archives/2014-11-20.html

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