COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/02/12

【vol.339】大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台に行って感じたこと。

「花燃ゆ」見てますか?!

視聴率は若干苦戦しているようですが…
私にとっては 尊敬する吉田松陰先生が登場しており、
見逃すわけにはいきません!

子供も一緒に見ているのですが、「松蔭先生ワールド」を濃く感じて欲しい!
と、先日、家族とインターン学生も一緒に、
ドラマの舞台である萩に行ってきました。

山口県萩市は、日本海に面していて、魚介類、
特にこの時期はカニが美味しいそうです!

文久3年の政変で七卿都落ちした三条実美は、
「長州に匿われていたときに食べた魚は美味しかった」
と明治時代に懐かしく語っていたそうですが、
その美味しい魚をランチにいただき、松蔭先生の生家跡を訪れ、
遺書である「留魂録」の現物を見て、
その存在感に圧倒されました。

なかでも一番グッときたのは、明倫館という
旧藩校にある「有備館」という剣術場です。

かつて坂本龍馬が来萩した際に、この有備館で試合をしたという道場。
これまでは内覧不可だったのですが、昨年秋から一般開放されたそうで、
入ることができました。

坂本龍馬や松陰先生がいた、同じ空間に立って、
超興奮しました!!

というわけで、萩・幕末ツアーは満喫できたのですが…
意外だったのは、萩市の盛り上がりっぷりです。

松蔭神社は激混みだろうと覚悟していったのですが…
ぜんぜん空いてました(笑)

有備館も、ふらっと歩いていたら、
たまたま発見できた、くらいの目立たなさ。

その他の観光スポットも、看板がわかりづらかったり
ドラマのロケ地が明示されている訳でもなく
親切ではないのです。

この一年は萩市にも山口県にとっても、
観光客を増やす大チャンスなはず!なのに、もったいないなあと。
たとえば、観光用アプリを創って、スマホで解説を見ながらポイントを回れる、
とか…何か工夫をしたらいいのに!

地元の方に聞くと、 明倫館小学校では毎日松蔭先生のことばを唱和しているそうです。
しかしそれ以外は、特に幕末の勉強に注力するとか、長州藩時代の歴史を
濃く学ぶということはないそうです。

モッタイナイ!

山口県は、初代総理大臣伊藤博文からはじまって、
県別では最も多くの総理大臣を輩出しています。
その要因には、明治維新の際、長州藩が立役者となったことが大きい。

そうした教育を学生に手厚くすれば、
地元に住む一人ひとりの熱量も変わってくるのではないかと。

花燃ゆブームがあってもなくても、
山口県はそこにのっかりまくり、地元を盛り上げる
きっかけに出来たらいいのになあ!と思いました。

たとえば、平成版「松下村塾」を開講するとか、どうでしょう?

そんな塾があったら、私も通いたい!!
松陰先生&幕末ファンが萩に集まったら、何か大きなコトが生み出せそう!

というわけで萩のみなさん、
「おもしろきこともなき世におもしろく(高杉晋作)」
の精神で、ぜひ!(笑)

《まとめ》
「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」

(私が最も好きな松蔭先生のことばです)

IMG_6814