COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/03/05

【vol.342】映画さんぽ2015「LEGOムービー」

先日会った学生がユニークな子で
「この一年間で、映画を700本観た」というのです。

私も映画は好きですが、ちょっと想像がつかない本数。

「じゃあさ、700本の中で一番面白かったのはどれ?」
と聞いたら、答えてくれたのがこの作品でした。

(いやいや、いくらなんでも、それはないよねー …)

と思いつつも、観てしまう私の素直さを、
誰か褒めて欲しい(笑)

だいたいにおいて、作品の性格からしてLEGOの
プロモーションが目的なことはみえみえなワケです。

でも、そういうおっさんのナナメな気持ちを
裏切りまくる、とてもとても面白い作品でした!
(学生くん、疑ってゴメン!)

意外なことに、この映画は「大人向け」の作品でした。

小学生の子供では追いつくのが大変なくらいにテンポが早いし、
ちりばめられている小ネタも「大人仕様」で楽しめました。

そして登場人物。悪役が「おしごと社長」で、
主人公が「マニュアル人間」、テーマが「仕事」なのです。

クライマックスまで展開が読めず、
気づくと仕事のスタンスや生き方について、
思いをめぐらせている自分がいました(笑)
(たとえば…仕事のスキルが上がったと実感できると、
そこに安住しようとする自分がいるよなあ、など)

つまりこの作品は「子供が見ても楽しめる、オトナ映画」であり、
かつ「レゴが欲しい!遊びたい!」という気持ちにさせるという、
なかなか難易度の高いテーマにチャレンジした作品なのだなあと。

レゴの本社は、デンマークの人口6000人の町にあるそうです。

そんな小さな町から生まれたおもちゃが、
世界中で愛されて、いまや世界第2位の玩具メーカーになっている。

今回の作品も、ブランディングの一環だと思いますが、
公開時は3週連続全米一位になるなど、素晴らしい成果を挙げています。

ファンづくりや、価値づくりに、限界はありませんね!

http://wwws.warnerbros.co.jp/lego/

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