昔と比べて、今は女性が社会で活躍できるようになりました。
稼いだお金で自分磨きをしたり、
なのに・・・
なぜか恋愛がうまくいかない。結婚相手が見つからない。
なぜ?どうすればいい?
この本は、そんな「恋愛」「結婚」に悩む、
著者は、女性経営者の川崎貴子さん。
バツイチ→子持ち再婚、という自分の体験を赤裸々に語りつつ、
類い稀な文章力で、独自の理論をグイグイと進めていきます。
この本のユニークなところは、
「いかに男性に選ばれるか?モテるようになるか?」
という受け身のスタンスではなく、
「いかに女性が“主体的に”幸せになるか?」
という視点で書かれている点です。
たしかに、女性誌などで良く見かけるのは
「愛され女子」「モテるテクニック」といったキーワード。
そして紙面では、そうしたスキルを高めた女子が、
ライフスタイルを謳歌している様子が掲載されています。
著者は“そんなきれいごとに踊らされるな!”と説きます。
たとえば…
現在、年収600万円以上の独身男性は、都内でもたった3.5%
『そこにプラスして「性格が良くて」とか「
などと言い始めたら、その数たるや未確認生命体レベル。(中略)
そんな「超レッドオーシャン」で戦うなんて、“
さらに思うわけです。』
いやあ、面白い(笑)
かといって、
時代の変化や結婚観の変化の中で戸惑う、30代キャリア女子の“
整理し、幸せになれる方法を考えようよ、というスタンス。
愛情が文章から伝わってきます。
内容としては、
「結婚向きのいい男5つの条件」
「バツイチ・子あり」を狙うべき4つの理由」
などが、ロジカルかつ男気に溢れた?!文章で綴られていきます。
とっても面白いのですが、
川崎さんは、私も親しくさせてもらっているのですが、
『女装おじさん、42歳』(本文より)
という表現がピッタリ(失礼!)の方。
この本は、働く女性に特化した人材サービスを手がけてきた「
「男性脳」とを併せ持った川崎貴子さんだからこそ、
対象はアラサー女性ですが、女性の部下がいる男性上司や、
経営者が読んでも、とても参考になるとおもいます。
『愛は技術 ~何回失敗しても女性は幸せになれる。~』
川崎貴子 著(KKベストセラーズ)
※「若者の将来設計における『子育てリスク』意識の研究」