この本の著者は、
「シェフ」が「日本を代表するクリエイター」と「対談」
しかも、料理についての対談ではないという。
一体誰に向けて書かれた本なのか?!
書店で見かけたときは、正直意味がわからず、
松嶋さんのトークイベントを見に行った時に、
トークショー後のサイン会に、速攻で並んで買い求めました(笑)
この本の対談相手は、ビームスの設楽洋、吉兆の徳岡邦夫、
この本ではゲストと自分自身を
『無謀で、がむしゃらで、
と定義しています(笑)
読んでみると、各々の “振り切りっぷり” が、まさに “世界水準”
知的にカッコよく活躍しているように見える、
対談相手がもともと松嶋さんのレストランのお客さんだっという出
プライベートで食事しているときは、
という光景が目に浮かぶような、熱さ、ぶっちゃけ感。
(個人的には、32歳で芸者を辞めて単身で渡仏、
ですが、この本の真骨頂は、
料理人としてではなく、
各界の「異能な」実力者との刺激的すぎる化学反応!
松嶋さんの言葉の端々から伝わってくる語彙力やプロデュース力。
どの分野の人からも話を引き出し、展開していく教養、 思考の深さは、興奮するほどスゴい!
松嶋さんが書いてくれたサインには
「でも、無知じゃねえ」
とありました。
題名の「バカたれ。」とは「be a foolish=バカであれ」
という意味なのですが、『
「熱狂」と「クレイジー」が、面白おかしく詰まっている一冊。
触れると、かきたてられますよ!
※「バカたれ。」松嶋啓介著(主婦と生活社)