COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/11/26

【vol.379】カリスマ性のヒミツ

3回にわたってPodcast「坂東孝浩のズキュン♪チームビルディング」にゲスト出演していただいた、八島且典さん。
焼とり八兵衛という人気店を国内外で8店舗経営。
とてもカリスマ性があり、スタッフはもちろん卒業生からも慕われています。

今回の収録を通じて、カリスマ性の正体を知りたい!と思って色々お聞きしました。
その中で私は、八島さんの人を惹きつけるヒミツは「自己開示力」と「鮮度」にあると感じました。

番組を聞いてもらうとわかりますが、八島さんはこちらが戸惑うくらい、開けっぴろげになんでも話してくれます。

特に失敗談。
「かつて海外出店に失敗して何千万円も損した」とか「うまくいかなさ過ぎて自殺を考えた」などなど。パッカーンと胸襟を開いて向き合われると、どうしようもなく惹きつけられてしまいます(笑)

もう一つの魅力のヒミツは “鮮度” です。
八島さんは好奇心と向上心が全身に満ちていて、「教えて!」「見たい!知りたい!」「もっと良くしたい!」という姿勢がハンパではありません。

「いつもインプット8割、アウトプット2割を心がけよう」
と社内で言われているそうですが、八島さん自身が誰よりも積極的にインプットをされています。
だからなのでしょう、とても活き活きしてるんですね。

コップに入れた水は、放っておくと3日で腐ってしまう。
けれど動かし続ければ、腐らずに鮮度を保ちます。
人間の60~65%は水分です。
変化せずに停滞すると、水分が腐る。つまり人間が腐る。
腐った人間に誰が寄ってくるでしょうか?

八島さんは年を重ねても抜群の鮮度を保っているからこそ、人を惹きつけてやまないのだと感じました。

ところで、今回のPodcast。
「スタッフがみんな聞いてくれていて、めちゃくちゃ評判がいいよ!」
と八島さんが教えてくれました。

『失敗ばかりだったんですね、全然知りませんでした。』と言われるそうです。

経営者のカリスマ性が強い場合、“自分とは別世界の人だ” と社員が距離を感じてしまう傾向があります。“社長も紆余曲折あったんだ” と思えると、より身近に感じられたり、会社や社長への愛情が深まりやすくなると思います。

八島さんからは、この番組が「期せずしていいスタッフ教育の教材になりました(笑)」というお言葉を頂きました。

カリスマ性は個人特有のものですが、失敗談は経営者なら誰でも豊富に(笑)持っていると思います。

経営者が思っている以上に社員には伝わっていないものですし、思った以上に効果があると思います。ぜひ、語ってみてください!

《まとめ
全ての人がカリスマになれる訳ではないが、全ての人に失敗談はある。
その活かし方次第で、リーダーシップは劇的に変わる。


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※焼とりの八兵衛
http://www.hachibei.com