若いビジネスパーソンや学生に話をした時に、反響が多いのが「自分が主語になる生き方」というキーワードです。
自分自身を誰かに紹介する時に、「○○の」という冠がつきますよね。
たとえば、
「早大卒の」葉山くん
「日産自動車の」葉山くん
「会計士の」葉山くん etc.
この時、同じ“葉山くん”なのに、頭に何がつくかで、葉山くんの印象がまるきり変わってくる。
自分自身のブランドは「○○の」によって、とても影響を受けるわけです。
これを逆にして、
「葉山くんが」提供するサービス
「葉山くんが」おすすめする車
「葉山くんが」行う会計監査
と、自分自身をブランドにして、ファン(応援団)を増やしていければ、会社に依存することなく自立していける。
そのために、自分に自己投資をして、他者にはない自分らしさ(魅力)を磨いていこう。
というのが「自分を主語にする=パーソナルブランディング」という趣旨です。
「そうなりたい!!」と響いてくれる人は多いのですが、一方で「じゃあ、どうすればいいんだろう?」となりがち。
そこで、おすすめしたいのが漫画「BLUE GIANT」です。
ひとりの男子高校生が、ゼロから世界のジャズプレイヤーを目指していく、というストーリー。
「一流のスキルを身につけて自分のファンを増やしていく」といっても、急にはそうなりません。
最初はど素人。それが三流になり、二流になり、少しづつ稼げるようになっていく・・・というステップを踏んでいく訳です。
「BLUE GIANT」はそのプロセスがとてもリアルに、具体的に描写されているのです。
デビューできるかどうかも分からない時期に、どんな想いを持って日々の練習を積み重ねるのか。
初ライブにお客さんは一人。その一人に対して、何を伝えていくのか。
未来を切り拓いていく、ということに不安を感じて一歩を踏み出せない人には“勇気”を、
一流を目指す人にとっては、“最高の刺激と興奮”を提供してくれる作品!
といっても小難しいことは一切なく、のめり込んで笑って泣けるエンターテイメント作品です。
(小学生の子供たちもはまってます!)
今月、最終巻が出たばかり。ぜひ一気読みしてください!
※『BLUE GIANT』石塚真一(ビッグコミックスペシャル)