4月の有効求人倍率が1.48倍とバブル期を上回りました。
新卒の内定率も、6月1日時点で63.4%と高い水準です。
採用活動が厳しさを増す状況下で、オススメの対策が2つあります。
ひとつは「採用/PR担当者の採用」です。
売り手市場下における採用活動のポイントは「様々な手法を試す」「応募者への即時対応」「密なやりとり」です。
これは片手間では難しい。
だからこそ専任者を置くのです。
その際、その人には人事のスキルがなくても構いません。
応募を増やす施策と、応募者とのコミュニケーションに専念をしてもらうのです。
条件は
★人柄がいいこと
★コミュニケーション力が低くないこと
★見た目がいいこと
です。
社内で適材がいれば配置をする。
いなければ採用をしましょう。
この採用/PR担当者は、正社員でなくても派遣やパートでも構いません。
「PR/広報の仕事です」とうたえば、応募はぐっと増えます。
SNSやブログなどを活用できる発信力の高い人なら最高です!
二つめの対策は「組織改善担当者」の導入です。
バブル期と現在の「求人総数」を比較してみると・・・
今年4月の月間求人総数が約240万件に対し、1990年の求人総数は約180万件(月平均)。
労働人口もGDPも、1990年と今ではほとんど変化していないのに、求人数は3割も増えています。
これは「生産性」の問題なのでしょうか?
私は1994年に社会人になりました。当時の仕事ツールは、固定電話とFAX、共有PC。
それが今ではノートPC、Wi-Fi、スマホetc.
どうやって仕事をしていたのか思い出せません(笑)
個人の仕事のスピードや効率は劇的に進化しています。
つまり、いま問われている「生産性」とは、“組織力”のことなのです。
業務改善、便利なツールの活用、組織力の向上が得意な人材がいれば、社員を増やさずに業績向上が可能になるかもしれません。
また業務の効率化は、社員の定着率向上にも寄与します。(若い人は無駄なことがイヤなのです!)
こうした「組織改善担当者」は適材が見つからなければ、コンサルタントの導入やアウトソーシングも可能です。
必要だとわかっていてもなかなか本腰が入らない2つの施策の投資。
他社がやらないからこそオススメです。
《まとめ》
いっそ、社員を減らす方向で試行錯誤してみよう。