新卒採用をしている企業は、この時期、面接で忙しい日々を送っていることと思います。
応募者有利の時代ということで、見極めに関することより、どう惹きつけるのか?いかに内定辞退を防ぐか?というご相談をよくいただきます。
そこで今回は、学生のココロをひきつける面接の極意をひとつご紹介します。
それは「失敗談を話す」ことです。
応募者に対しては、つい会社のいいところをアピールしてしまいがちです。
業績の素晴らしさ。商品の魅力。充実した教育体制、風通しのよい風土 etc.
でも、想像してみてください。
もしみなさんの身近に「完璧なプロフィールの人」「非の打ち所がない優秀な人」が現れたら、どう思いますか?
「ほんとかよ・・・」
と一抹の疑念が湧いたり
「すごい。けど、ウザい・・・」
と、距離を感じたりしませんか?
応募者も実は同じなのです。
会社の課題やこれまでの失敗談などをオープンに話した方が、相手は親近感を覚えてくれるのです。
(これを自己開示といいます。)
先日、取引先の経営者が、ブレスカンパニーに仕事を依頼しようと思った理由を話してくれました。
私がセミナーで、20代で欝になったことや、両親が熟年離婚したこと、勤めていた会社が破綻したことなどを話しているのを聞いて「この人なら信用できる」と感じたからだそうです。
不思議ですよね(笑)
応募者は、どの企業でも美談や自慢を聞かされ、辟易しています。
思い切って“自己開示スタイル”を取り入れてみてはいかがでしょう?
想像している以上に、応募者との関係性が変化する手応えを得られますよ!
《まとめ》
会社の弱みや失敗談をありのままに話した方が、信頼と共感を得られる。