COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/12/07

【vol.474】社長の給料まる見え日記⑹ 給与は3ヶ月ごとに見直す

スタッフ一人ひとりの給与や待遇を、話し合いで決めるということをはじめて3ヶ月。
決め方や基準は、まだまだ手探りの状態です。
そこで、3ヶ月ごとに給与を見直す機会を設けました。

先日、一回目の“契約更改”ミーティングをしました。
3ヶ月間の仕事量や貢献度を共有し、給与が見合っているかどうかを確認していきます。
このミーティングでは自分の希望を言うことはできますが、決定権は同僚にあります。
部下でもない相手の給与に口を出すって・・・なかなかスリリングです!

今回はおおむね適切だったね、ということになりましたが、仕事量が多く金額を増やしたスタッフもいました。

また、新たに入社したスタッフの給与も、話し合いで決めています。
現時点では・・・
1.年齢別・地域別・性別の給与の平均額を見て
2.希望の勤務体系や、想定される仕事の量をかんがみ
3.社内の他のメンバーとのバランスも考慮しつつ
決めています。

 

とはいえ・・・希望額を言うとか、人の給与に意見を言うのは、なかなか慣れませんね!
みな“人の給与はタブーな領域だ”という常識の中で生きてきたので、ミーティングの空気は、かなりぎこちないです(笑)

オープンにすることの是非は、まだわかりません。
ただ、少なくとも「自分の価値はどうなのか?」「同僚の仕事っぷりはどうか?」といったことについて考える時間は、確実に増えているなあと思います。

自分が他の人の給与を決める立場になるということは、それなりの責任感が生じます。
同時に“同僚から見られている”という感覚は、いい意味での緊張感に繋がっているのではないかと。

スタッフからは
「自分が今している仕事は、見合っているのか?この業務にこれだけ時間をかけていいのか?ということを考えるようになった」といった意見が出てきました。

こうしたことの積み重ねを通じて、当事者意識が磨かれるとよいなあと思っています。