平昌五輪が終わりました。
大興奮でしたね!
私が強く印象に残っているのは、女子フィギュアスケートのザギトワ選手とメドベージェワ選手です。
特にメドベージェワ選手のフリーの演技は、その世界観に惹きこまれました!
ロシアが国ぐるみのドーピングで出場資格停止となるなか、個人資格で参加できたから演技を見ることができましたが…
もし二人が出ていなかったら、五輪の感動度はかなり変わっていただろうと思います。
さて、弊社では今期から売上目標を手放しました。
それは、五輪におけるロシアと少し繋がるところがあります。
売上目標をなくした理由は、
・一人ひとりが何のためにこの組織に所属しているのか。
・どの仕事をどのレベルでやりたいのか。
・逆に、何をやりたくないのか。
そうしたことを徹底的に重視したいと考えたからです。
それまで、会社の売上目標は私が決めていました。
それはぶっちゃけてしまうと「もっと大きな売上の会社にしたい!もっと稼ぎたい!」という私のエゴがあったからです。
もし、それ自体が“経営の目的”だったら、業績アップに特化したチームを作るでしょう。
けれど私の場合は、会社を大きくすることに興味がない人を鼓舞し、無理強いしてまで成し遂げたいことではなく・・・
(私にはそこまでの能力も意欲もなく・・・)
それより目の前の取引先に「やっぱり依頼して良かった!」と思ってもらえたり、スタッフが「明日も働きたい!」と心底思えるチームをつくりたい。
それが本心です。
もちろんチームづくりには、売上や利益が必要です。
しかし、実情とかけ離れた目標が絶対になってしまうと、ロシアのように「ドーピングしてでも達成を!」となってしまいかねない。
それでは、本末顛倒なのです。
「目標達成のために、この会社が存在しているわけじゃない。」
その共通認識を持つためには、目標をなくすことが最もわかりやすい。
だからといって私は、ぬるく、適当にやりたいわけではありません。
「何のために?」をしっかり共有できている方が、結果的に無理なく高みに到達できると信じたいのです。
《まとめ》
一人ひとりの内なる闘志に火をつけるのは、目標というニンジンではなく、本質的な「何のために」の理解。