COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2018/03/15

【vol.486】面接官が変われば、会社が変わる。

取引先であるR社のヤマモトさん。
1年ほど前に中途採用で入社した25歳の女性です。
入社して「人生が変わった」というヤマモトさんの話が興味深かったので、共有します。

「静岡の高校を出て、とりあえず就職して働いてました。
なーんにも考えていませんでした。
何年かしたら結婚するし、と思っていたので。

でも24歳になって、周りが結婚しだして、あれ?と思い始めて。
このままじゃいけないのかなあと。でも地元にはちゃんとした就職先もなかったから、東京に出ようと思いました。
東京で就活しましたが、そのときも特に何も考えてなかったんです。
今、働いている会社の面接を受けたのもたまたまです。

ですが、その面接でびっくりしたことがあって。
R社の面接官は一つ年上の女性だったんですけど、とにかく熱いんです!仕事に対する想いが!
それが、話しぶりから伝わってくるんです。

同世代でこんなに仕事や人生と真剣に向き合っている人が世の中にいたんだ!って衝撃を受けました。
それで、どうしても入りたい!と思いました。

入社してからこれまで、不満は何一つありません。
仕事は大変ですが、すごく面白いし充実しています。
こんなに自分が変わるなんて想像もしていませんでした。
今、自分の人生がすごく楽しいです。」

現在、ヤマモトさんはチームのとりまとめをし、業務改善やチームワーク向上に大きな役割を発揮されています。

ヤマモトさんのように、高いロイヤリティとパフォーマンスを併せ持った人材はどの企業でも欲しいところです。
彼女にはもともと素晴らしいポテンシャルがあったのでしょうが、それを引き出す大きなきっかけとなったのは、まぎれもなく“面接官”の存在です。

初対面、しかも短時間の面接で、応募者の心を丸ごと掴んでしまう面接官。
「選考する」とか「惹きつける」という役割を超えた、圧倒的な存在感の発揮。

面接官の女性社員は私も知っている人ですが、新卒で入社して3年目の若さで信念の強さ、プレゼン力、能力の高さは飛び抜けています。しかも偉ぶるところがない。

誰が面接をするかによって、採用できる人材のレベルから入社後の活躍度が劇的に変わるのです。
(もちろんそれは会社の業績に直結します。)
人材難の昨今、面接官の人選に改めてこだわってはいかがでしょうか。

 

《まとめ》
応募者の心を揺さぶる圧倒的な面接官。
競合他社は、配置しているかもしれない。