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2018/08/28

【インターン日記③】ミーティングをきっかけに矛盾の少ない生き方を考える

こんにちは、後藤です。(自己紹介は下に記しています。)

 

突然ですが、私たちのゴミの行方って考えたことありますか?

食品、洋服、家具など、何かを買うとき、その何かはプラスチックや紙など、何かしらをまとっていることが多い、日本。

写真は、CSR経営のサポートや廃棄物処理の最適化といった事業をされているGreen Propのみなさまと、若者のやる気を引き出すプロである若新さま(http://wakashin.com/)を交えてのミーティング。今後、SDGsの認知度を上げることを目的とした企画を、女子大学生と一緒に考えていきます。

SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。

GreenPropさまとの企画ということで、話題はゴミに。
人間が生活をする限り、ゴミが出る。資源も使う。地球に付加がかかる。

最近の人間は、ファッションや交通、スマートフォンなど、より「飾り」や「便利」といった欲求を満たすことにさえ地球に負荷をかけてまでするようになった。

地球によくないこととはどこかで分かっていても、人間はやめない。現に、自分もおしゃれをする。矛盾だらけ。

というように、若新さんが斬新な切り口で私たちが抱えている矛盾を言語化してくださいました。

 

その時、思い出しました。3年前の夏、スリランカの先住民族と対話した時のことを。狩猟生活をして暮らしているその民族の代表曰く、「森は、私たちの命だ。自分たちの必要な分だけの食料をとって生きている。」と。

森の中に住んでいながら、地球の生態系規模で考え、暮らしとして実践に落とし込んでいる。「もしも、地球上のすべての人間が彼らのような心で生活したら、今後起こり得る『悲惨』な出来事を少しでも防げるかもしれない」と思いました。

しかし、同時にそれは不可能に近い思いました。面倒くさいことを効率化して、勉強や娯楽の楽しさを覚えてしまった、私含めた今の多くの人間は、その生活に戻す/変更することは難しいのです。

 

しかし、難しいと言っていても何も進まない。私たちに何ができるのか。

 

Green Propさまからは、ゴミになってしまえば、再生したとしても熱効率が悪かったり、分別しても海外に送られ、それが海外の汚染になっている現実も報告されている、という情報共有がありました。

 

そこで、そもそも極力出さないことが大事だね、ということに。

しかし、サービス精神あふれる日本では、コンビニでもらえるアメニティや包装紙などの「タダ」物や激安商品の流通が、ゴミの節約に歯止めをかけられない状態にしていると思います。

 

例えば、ダイソーで購入した商品。「100円だからいいや」という気持ちが物を捨てやすくしていませんか。このように、「タダ」「安い」物は、安易に買っていいし、捨てていい。この気持ちを助長させてしまってきたと思います。

 

自分自身はもちろんですが、社会の流れとして日々の「無駄」を見直し、価格≒物の寿命 と決めつけず、いくらで手に入れたとしても、今あるものを大切にしたい。また、「あったらいいな」「何となく」で生じるゴミは「ムダ」「No」と言えるようになったらいいな、と思います。

 

地球規模の目標だからこそ、考え始めると壮大な話になりますね。今後の女子大生の企画の展開が楽しみです。

 

これで、後藤のブログは一旦最終回となります。インターン、このブログを書くチャンスをくださった坂東社長、インスピレーションを与えてくださった、インターン中にお会いしたみなさま、そして、稚拙な長文を最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!!

 

著者紹介:栃木県出身、高校から東京に上京。その際にお世話になった下宿主さんの手料理に影響を受けて食に目覚め、食の天国、福岡にやって来ました。大学では栄養学を専攻。

来年から就職するため、その前に多様な価値観や働き方にふれて、頭を柔らかくしておきたいと思い、今回、ブレスカンパニーでインターンをするチャンスをいただきました。