「ティール」「ホラクラシー」などの未来の組織のカタチについて、イメージが湧きづらい方も多いと思います。
それは当然のことで、なぜかといえば、今までの人事・組織にまつわるテーマとは“論点が違う”からです。
私はよくスマホでたとえるのですが・・・
スマホはアプリをうまく使うと、生活が便利になったり、仕事の効率が良くなったりします。
そのために必要に応じて新しいアプリを買ったり、アップデートをしたりします。
また、スマホにはアプリを動かすためのOS(operating system)が搭載されています。
(ほとんどのスマホはAndroid OS、iPhoneの場合はiOS)
このOSも、定期的にアップデートをしないと、動きが悪くなったり、新しいアプリが入れられなくなったりするわけです。
組織に置き換えると、アプリに相当するのは、「人事評価」や「採用」「育成」「マネジメント」です。
どんな施策(アプリ)をするかで、採用の成否や定着率が大きく変わります。
ところが・・・
最新の採用手法や、評判のいい研修を取り入れても、組織課題が解決できないケースが増えてきています。
その場合、課題の原因はアプリ(施策)にあるのではなく、“OS”にあるのではないか?
というのが、次世代型組織の考え方なのです。
では組織のOS(operating system)にあたるものはなんでしょうか?
それは“ヒエラルキー”。ピラミッド型の階層組織です。
世界中の組織において、いまはヒエラルキーOSがほぼ100%のシェアを占めています。
このヒエラルキーOSが、古くなっていたり、会社のビジネスモデルに、合っていないことが、組織課題の本質的な原因になっているのではないか?
だとすれば必要に応じて“ヒエラルキーOS”のアップデートをするとか、別の“OS”に切り替えてみよう。
そのように考えてみると、視点が全く変わってくると思います。
《まとめ》
自社の“組織OS”の状態を、チェックしてみよう。