COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2019/01/24

【vol.526】ティール組織の飲食店に行ってみた

先日、編集長のオオヤマから「“ティール組織”でググったら、こんなお店が出てきたんですよ」と報告が。

webサイトを見ると
「ティール組織の肉汁水餃子専門店 餃包」
とあります。

あ、あやしい・・・。

水餃子と、ティール。

関係、ないよね・・・?!

しかしこれだけ堂々と名乗っている以上、手放す経営ラボ所長としては、リサーチしなくては!

ということで・・・行ってきました!

肉汁水餃子専門店 餃包は、六本木のど真ん中、六本木交差点そばにありました。

私が入った時間は早かったのでお客はまばらでしたが、
「お客様は今日8番目のご来客なので、お通しがサービスです♪」と。
毎日先着15組にはサービスがあるそう。
なるほど、嬉しい。

接客もフレンドリーだし、料理も美味しい。そしていろいろ頼みたくなる工夫が凝らされている。

これは、ティールのなせる業なのか・・・!

楽しく飲み食いしているうちに、どんどん来客が増えて賑やかに。
スタッフも忙しそう。

店内には“マイグラス制度”(ジョッキ使い回しで良ければ百円引き)とか“シークレット席”(お客さんが配膳を手伝えば、お通し代が無料になるカウンター席)など、オペレーションを工夫する仕掛けが随所に。

これも、ティール経営の効果なのか・・・?!

Webサイトをよく見ると、抱いていた疑問が解けた気がした。
社内での取り組みがたくさん紹介されていて、人材育成にとても力を入れていることがよくわかるのだ。

3ヶ月に一度の“通信簿”や、“グッドシェアリング”(自己成長を目的とした日報)毎月の評価制度、退職した社員への“イグジットインタビュー”など、実に多種多様。
こうした取り組みの積み重ねが、社員の意欲を引き出し、チームの創意工夫を発揮する効果になっているのか、と感じた。

社長はほとんど出社もしていないそうで、この日も店にはいなかった。
「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者・坂本光司教授に師事していたり、いまは経営のかたわら研修会社の専属トレーナーとして年間百数十日の研修を行っているらしい。
そうした組織づくりに長けた人が経営する店なのだと合点がいった。

次はぜひ、社長の坂田健さんに会ってみたい!
なぜティール経営に至ったのかを、追求しなければ・・・!
(なんのために「ティール」というワードでgoogle広告を打っているのかについては、やはり謎に包まれているし・・・笑)

※後日、社長の坂田健さんにインタビューを行いました!
そちらは改めて公開します。