COLUMN

コラム「ズキュン♪通信」

2018/03/28

【vol.488】無給なのに優秀な人材だらけの組織。

福岡で面白い「スナック」がオープンしようとしています。
昭和45年生まれのアンティークなバスを使った「動くスナック」です。

仕掛け人は私の友人の経営者なのですが、この“新規事業”立ち上げのチームが、ユニークなのです。
新規プロジェクトって、ふつうは自社の社員で進めますよね。

ところがこの“スナックプロジェクト”のメンバーは、全て社外の有志です。
社内で関わっているのは社長のサダスエさんだけ。

集まった有志も多種多様。
ディーラーの人事マン、コンサルタント、フリーのPR、デザイナー、コピーライター、公務員、主婦やニートまで。
しかもみんな“手弁当で”立ち上げを進めているのです。

企画からスポンサー集め、人集めも全て役割分担をしていますし、なんと肝心の車の購入も、メンバーの一人がローンを組んで購入!

ほとんどの人が本業がある中で、週一回のミーティングと、隙間時間で仕事を進めています。
メンバーの多くは私も知り合いなのですが、一人ひとりビックリするほど優秀だし、かつ主体的で、仕事っぷりがすごいのです。

このコラムが出る頃は、九州一周のキャラバンに出ているところですが、そうした企画立案やイベントの設営、ユニフォームやポスターなどのデザインもいちいち小憎い。

現時点で給料が発生してもいないし、逆に持ち出しが多い位なのに、なぜするのか?
メンバーに尋ねると
「楽しいから」
「メンバーが面白いから」
という答えが返ってきます。

そ、それだけ?

でも・・・それだけでいいんですよね。

魅力的なコトや場をつくれば、魅力ある人が集まってくる。
その際、中途半端にお金が介在しない方が、純粋に好奇心が高く優秀な人が集まりやすい。
優秀で主体的な人が集えば、フルタイムでなくスキマ時間の活用でも、相当なパフォーマンスを発揮できてしまう。

今はそうした協業を可能にするインフラも、タダで便利なものがたくさんあります。

このスナックがうまくいくかどうかはまだ未知数です。
しかしこうした“コミュニティ型”のプロジェクトは、これからどんどん増えてくるでしょう。
企業にとっては組織づくりというテーマで研究しがいのあるケースだと思います。

 

《まとめ》
魅力的な“コト”や“場”が、優秀な人材を集める求心力となる。
つまり人材採用の成否を分けるのは、採用広告や手法よりも「場づくり」「コトづくり」。

 

※動くスナック アポロ
https://www.facebook.com/スナックアポロ-153949561933331/