COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2014/12/11

【vol.331】起業は考えていないけれど、社内で最も必要とされる人材になりたいと考えている人が読むべき 3つのこと。

一般的には、肩書きが「社長」だと分かりやすく
「スゲーっ」となりますよね。

けれど世の中には、起業していなくても、抜群に
仕事ができて最高にカッコいい人が大勢います。

そういう人材に共通しているポイントって
なんだろう?
3つのスキルにまとめてみました。


【1.物事を俯瞰的に見る視野】

俯瞰とは、英語で「highangle」
つまり視点の高さです。

たとえば、入社間もない新入社員は、自分の
ことで精一杯。周囲を見る余裕はありません。

それが課長になると、課全体のことを、
部長になると、部全体のことを、
そして社長は会社全体を見渡して判断を行う。

つまり、視野の広さが仕事の質を決めるといえます。
よく語られる「経営者視点」とは、このことですね。

中には自社のことにとどまらず、業界や地域社会
のことまで見通しながら仕事を展開していく、
そんな凄腕ビジネスパーソンもいます!


【2.仕事を創り出すスキル】

経営者は、ビジネスモデルを創り、組織を創る
のが仕事。そして、与えられた役割を実行する
人が社員というのが一般的な役割分担です。

できるビジネスパーソンは、経営者のように
ビジネスモデルや商品を創り出していきます。

またそこまで大げさな話でなくとも、日々の
仕事は「問題解決の連続」です。

目の前の仕事に対して常に問題意識を持ち
「ミスが起こらないような仕事の流れにできないか?」
「今までの3倍のスピードで出来るようにならないか?」
「チーム全体の業務量を半分にできないか?」
と考え、手をうっていく。

そういう人は成長のスピードも速いし、周囲
から必要とされ続けます。


【3.人を巻き込む力】

個人の努力では限界があるから、集まっている。
それが組織の存在理由です。

仕事の規模が大きくなれば、それだけ関わる人
も増えます。また、質が高まるほど、社内外の
各分野の一流の人材と連携し、協力を仰がねば
なりません。

社内外の優秀な人材を巻き込むことができる。
多くの 人の協力を得て、他にはない価値の高い
仕事をつくりだす。

そうした、会社の枠をも飛び越えた求心力は、
いい仕事をするために不可欠です。


「物事を俯瞰的に見る視野」
「仕事を創り出すスキル」
「人を巻き込む力」
これらのスキルを高いレベルで
身につけるということは、社長と同等か
それ以上の仕事ができるようになるということ。

つまり、社内で最も必要とされる人材とは
「経営者を不要にできる人材」なのです。

そういう人材になれば、どんな環境になろうとも、
社会から、そしてあらゆる経営者から必要と
され続けるのです。


《まとめ》
目指すべきは、肩書きや地位ではなく
「経営者を不要にできる人材」になること

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