COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2012/11/08

【vol.226】誰もが、世界一に。

「博多を、世界から憧れられる街にするには、どうしたらいいと思う?」

先日、お仏壇のはせがわ長谷川裕一会長と話している時に、そう尋ねられました。

世界中の人が、“博多に行きたい”  “住みたい” と思う街。そうなるには何が必要だろう?

長谷川さんは、次の3つがポイントだと言われました。

1. 志高い起業家の輩出

2. 学術センターを造り、超一流の学者を輩出

3. 文化度の向上

『日本には資源が何も無い国です。だから人的資源で勝負するしかない。

世界最高レベルの教育が博多で実現できれば、「ここで教育を受けたい」と世界中から人材が集まって来るでしょう。

“起業” とは、経済価値を創造する仕事。世界最低レベルの開業率を上げていきたい。

そして、“文化” との接点を通じて、社会性や人間力を磨いていく。それらが必要だと思います』

整然と話される内容に、目から鱗でした。

 

自分は、何のために生まれてきたのか?

日本は、郷里は、どうあるべきなのか?

確固たる使命感を持ち、ビジネスに社会事業に奔走されてきた生き様に、激しく心を揺さぶられました。

 

また長谷川さんは、こんなことも仰っていました。

「金持ちや会社の規模で世界一になるのは難しい。1位は、1人しかなれませんから。

しかし、自分の使命を果たすことにおいては、誰もが世界一になれます。」

誰もが世界一に!

僕はといえば、“インナーブランディング” の分野に、自分の使命を強く感じています。

経営者が理念を明確にする。

その理念に共鳴し “入社したい!”という人材を増やす。

“この会社でよかった!”という社員を増やす。

そういう、求心力と活力溢れる組織づくりの仕事を徹底的に究めたい。

経営者とその企業で働く社員が元気になり、企業価値を高めていく。

そういう企業が増えれば、日本経済が元気になっていく。

そこに関わることが自分の役割だと感じているのです。

 

また、使命を果たすために、どこにホームグラウンドを置くのか?

ということも、すごく大事だと考えています。

僕にとっては博多がそういう場所です。

生まれも育ちも違いますが、博多にいるとなぜかエネルギーが湧いてきます。

自分にとっては、土地との繋がり感や、得られるパワーが、何ものにも代え難いのです。

だから僕は、博多で生きていこうと決めました。

大好きな土地に根ざしつつ、活動はグローバルに!

それが僕の理想とするスタイルです。

 

長谷川さんと話をしていると、一生かかっても追いつけないと思ってしまいます。

しかし「自分の使命で世界一」という言葉には、すごく勇気づけられました!

最近疎かになっていた、自分と向き合う機会を頂けたので、改めてわが道を邁進していきます。

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