「博多を、世界から憧れられる街にするには、どうしたらいいと思う?」
先日、お仏壇のはせがわ長谷川裕一会長と話している時に、そう尋ねられました。
世界中の人が、“博多に行きたい” “住みたい” と思う街。そうなるには何が必要だろう?
長谷川さんは、次の3つがポイントだと言われました。
1. 志高い起業家の輩出
2. 学術センターを造り、超一流の学者を輩出
3. 文化度の向上
『日本には資源が何も無い国です。だから人的資源で勝負するしかない。
世界最高レベルの教育が博多で実現できれば、「ここで教育を受けたい」と世界中から人材が集まって来るでしょう。
“起業” とは、経済価値を創造する仕事。世界最低レベルの開業率を上げていきたい。
そして、“文化” との接点を通じて、社会性や人間力を磨いていく。それらが必要だと思います』
整然と話される内容に、目から鱗でした。
自分は、何のために生まれてきたのか?
日本は、郷里は、どうあるべきなのか?
確固たる使命感を持ち、ビジネスに社会事業に奔走されてきた生き様に、激しく心を揺さぶられました。
また長谷川さんは、こんなことも仰っていました。
「金持ちや会社の規模で世界一になるのは難しい。1位は、1人しかなれませんから。
しかし、自分の使命を果たすことにおいては、誰もが世界一になれます。」
誰もが世界一に!
僕はといえば、“インナーブランディング” の分野に、自分の使命を強く感じています。
経営者が理念を明確にする。
その理念に共鳴し “入社したい!”という人材を増やす。
“この会社でよかった!”という社員を増やす。
そういう、求心力と活力溢れる組織づくりの仕事を徹底的に究めたい。
経営者とその企業で働く社員が元気になり、企業価値を高めていく。
そういう企業が増えれば、日本経済が元気になっていく。
そこに関わることが自分の役割だと感じているのです。
また、使命を果たすために、どこにホームグラウンドを置くのか?
ということも、すごく大事だと考えています。
僕にとっては博多がそういう場所です。
生まれも育ちも違いますが、博多にいるとなぜかエネルギーが湧いてきます。
自分にとっては、土地との繋がり感や、得られるパワーが、何ものにも代え難いのです。
だから僕は、博多で生きていこうと決めました。
大好きな土地に根ざしつつ、活動はグローバルに!
それが僕の理想とするスタイルです。
長谷川さんと話をしていると、一生かかっても追いつけないと思ってしまいます。
しかし「自分の使命で世界一」という言葉には、すごく勇気づけられました!
最近疎かになっていた、自分と向き合う機会を頂けたので、改めてわが道を邁進していきます。