COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/01/17

【vol.235】友達の人生を変えてしまう小学生。

先日、プロサーファーの大野修聖(まさとし)さんの話を聞く機会がありました。

大野さんは31歳。ワールドツアーを転戦している日本の頂点に君臨するサーファーです。

超絶ライディングの写真と、それとは対照的な穏やかな語り口のギャップに引き込まれたひとときでした!

イベントの終わりに、大野さんの友人だという男性が、客席から呼ばれて壇上に上がり、挨拶をされました。

「大野くんと僕とは地元が同じで、小学校からの同級生です。小学生の頃から、彼のサーフィンへの、のめりこみっぷりは凄かったです。

例えば、しりとりをしようという時も、大野くんは “サーファーの名前しりとり” を始めちゃうんですね。彼以外はサーファーに詳しくないから、すぐに詰まっちゃう。でも彼はすぐに、「じゃあもう一回」と、サーファーしりとりを繰り返すんですよ(笑)

そんな彼を見ていて、「将来、大野くんは絶対プロサーファーになる」と子供ながらに確信していました。僕は大野くんを尊敬してたし、刺激も受けていた。

『僕には、何ができるんだろうか?』『なにか、彼のサポートができないのか?』

ってずっと考えてました。そうして始めたのが、音楽です。当時サーファーのための音楽って少なかったので、音楽を通じて彼を応援できるんじゃないかって思ったんですね。

僕は、彼のために音楽を始めたんです。」

そう話をしてくれたのは、Def techのボーカル、Microさんです。

相手の人生観に影響を与えてしまうほどの想いの強さって、凄いですね!

 

私の前職の社長、安田佳生さんは当時、

「世の中に今までない、新しいスタンダードを持った会社を創ろう」

「中小企業でも、日本で一番 “就職したい” と言われる会社にしよう」といつも語っていました。

言葉だけを聞くと絵空事のように感じますが、安田さんと接していると、

「この人は(いいオッサンなのに)思いつきじゃなくて、本当に、本気で実現しようと思っているのだな」ということがわかってきます。だからこそ、「ついていきたい!」と思えたのでした。

本気かどうかって、相手に伝わるものですよね。

 

組織とは「意義を持って集まった二人以上の集団」です。

リーダーの意義や成し遂げたいことに対する想いの強さは、“台風の目” に等しい。

中心気圧が強いほど、より多くの人を、より強力に、巻き込んでいくことができると思うのです。

 

《今日のまとめ》

情熱に勝るスキルはない。

本気で高みを目指す自分の姿勢こそが、人の心をわしづかみにする。

 

※大野修聖(Mar) http://www.quiksilver.co.jp/mar/profile/

※Def Tech            http://deftech.jp/news/

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