COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/01/10

【vol.234】新年の目標設定で、気をつけたいこと

新しい年がスタートしました!

気持ちも新たに、一年の目標設定をして、スタートダッシュをしている方が多いと思います。仕事においては、成長したいことや、身につけたい資格などを目標に定めることが多いかと思います。

“スキルアップ” について、私自身がどう考えているかというと・・・

まず、『どんな成長をしたいのか?』『なんのためのスキルアップなのか?』

というゴールを、イメージするようにしています。

私の場合は、「付加価値を創りだす」ことが成長のゴールです。

自分にしか提供できない価値を創り、増やせるようになりたいと、常に考えています。

そのために「判断力」「決断力」「実行力」を磨くことを意識しています。

難易度の高い「判断」を、より正確にできること。

情報を集めても、正解が分からない問題(将来の指針や新規事業など)に対して、「決断」を下すこと。

そして、決めたことを「実行」にうつすこと。

仕事ができるようになる、ということは、この3つの力に集約されていると思うからです。

 

スキルアップのための取組みに際して、心がけていることは2つです。

1. 捨てること

2. “インプット” より、“アウトプット” を重視すること

 

1について。

何かを身につけたいと思って、読書量を増やしたり、学校に通ったりする。それ自体は素晴らしい取組みです。

しかし、物理的に1日の時間を増やすことは出来ません。

何か、やることを増やそうと思ったら、他の何かを辞めて、新しいことを始める時間を作ることが大事だと思います。

経営コンサルタントの大前研一さんが、こんなことを語っています。

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人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を変える。

2番目は住む場所を変える。

3番目はつきあう人を変える。

最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。

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決意よりも、やることとやらないことを決めることが大事。私は、そう受け止めました。

 

さて、2. の「アウトプットを重視する」です。

スキルアップを図るために、勉強や情報収集などの “インプット” を重視しがちです。

しかし、インプットをしただけでは、スキルアップにはなりません。

まわりにいませんか?

勉強熱心で、読書量もハンパじゃないのに、仕事ができない、という人。

“知識がある” ということと、“学んだことを活かしてできるようになる” こととは、別であり、得たことを、文章や言葉でまとめてみたり、実行にうつすことによって、初めて自分の血肉になるのです。

インプット量が大切なのは言うまでもありません。しかし、それはあくまで “必要条件” でしかないのです。

 

《今日のまとめ》

「捨てること」と「アウトプット」が、成長のカギ。

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