COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/03/28

【vol.245】男に、ダマされないために。

4月入社の女性の新入社員に、よく伝えているメッセージです。
僕の考えは、偏っているかもしれません。けれど、ホンネです(笑)

僕が言いたいのは一点だけ。
『20代のうちは、思いっきり仕事をして実力を磨いて欲しい!』
ということです。

もう少し言うと、“結婚~出産までがひとつのターニングポイント”
と考えよう、ということです。

女性の場合、どうしても、結婚や出産をきっかけに、社会との
接点が薄くなる期間が生じます。そのまま主婦になる人も
多い。幸せのカタチは人それぞれですから、善し悪しを問うつもり
はありません。

ただ、今は先行き不透明な時代です。
ご主人に大黒柱を託したとして、この先数十年、ご主人が働く会社が
存続しつづけるかどうかは、分かりません。
(僕が勤めていた企業は、経営破綻しました!)

結婚生活も同様です。3組に1組が離婚していると言われる時代です。
(僕の両親も、4年前に熟年離婚しました!)

結婚生活に何かあったときに、経済的に不利になりやすいのは、
女性です。
どんな状況になったとしても、経済的な自立が出来るような“基盤”
を、社会人の最初の数年間で作っておくべきだと思うのです。

さらに言うと…
“仕事力”を磨いておくと、ご主人に“だまされず”にすみます(笑)

男性とは、ええかっこしたい生き物です。
「俺は上司にこんなに期待されているぜ!」
「こんなでっかい仕事を任されてるんだぞ!」
といったことを、言いたがります。

簡単に信用してはいけません。
男性は話を膨らませるクセがあるので、実態とかけ離れている
ことが、よくあります。

ご主人の話を鵜呑みにしてしまうと、スゴく活躍しているはず
だったのに、ある日突然リストラにあったり、話の割に全然給料が
上がらなかったり・・・という事態がおきます。

そうなったとき、不利益を被るのは女性なのです。

そうした事態をできるだけ回避できるよう、ご主人の実力がどの程度
なのかを、客観的に把握しておく必要があります。
そうした“目利き”は、自分自身の仕事力を磨いた分だけ、出来るように
なるのです。

また、男性は、調子に乗りやすい生き物です。
自分が吹いた“ホラ話”が見抜かれないことが分かると、その相手をなめて
かかるようになります。

目利きができる女性に対しては、男性も油断できません。
結果、尊重されて、長く良好な関係を続けやすくなるのです。

社会人としてのスキルアップは、仕事を通じてこそ、可能です。
自由に自分の時間が使えるうちに、仕事の質にも量にもこだわって、
全力を注ぐことをおすすめします。

《まとめ》
外見だけでなく、中身こそ懸命に磨こう。
自立した、魅力溢れる女性のベースは、20代でつくられる。

 

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