COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/04/25

【vol.249】モヤモヤしないために。

先日、レーシックの手術を受けました。近視を改善する手術です。

私はかなりひどい近視なのですが、コンタクトが合わなくてずっと悩んでいました。
ハードレンズもソフトレンズも何種類も使ってみたのですが、どれも一日数時間しかつけていられないのです。

かといって、メガネも煩わしいし、どうしたものかなあ…
と思っていたところ、レーシックをしたという友人が、
今からでもした方がいい!とオススメの所を紹介してくれたのです。

そこで、思い切って受けてみることに決めました。

さて、手術当日のことです。
術前の診察で、こんなやりとりがありました。

医「視力ですが、1.2か1.5、どちらにされますか?」

ば「ん~、それぞれの視力にした場合の善し悪しってあるんでしょうか?」

医「好みは人それぞれですからねえ。実際の見え方も人によって違ってきますし。(中略)検査室に戻って、見え方を確認してみますか?」

ば「・・・いえ、じゃあ1.5にします」

医「他にお聞きになりたいことはありますか?」

ば「乱視は、どうなるんでしょうか?」

医「乱視は治りません。レーシックは近視の手術ですから。~(後略)。」

ば「・・・そうですか。ちなみに、老眼になった場合は、どうすればいいんですか?」

医「老眼は近視とは別問題ですから、レーシックでは対応できません。~(後略)」

ば「・・・。」
とにかく、やりとりする度に、モヤモヤ(というかイライラ)が募ります。

眼科医の回答が間違ってる訳ではないけれど、会話が噛み合ないのです。

その時はわからなかったのですが、後々考えてみると、自分のモヤモヤの原因は、私の不安に答えてくれていないということだったのだ、と思いました。

視力については、自分の仕事にとって、どっちの方がよりいいかが知りたかったのです。
乱視については、治るかどうかというよりも、私の乱視の程度が生活にどれ位支障がでる可能性があるかが、聞きたかったのです。

先生が一歩踏み込んで、仕事の状況や生活環境を聞いてくれるとか、私の乱視の状況を確認した上で、こうなると思う、ということを話してくれたら良かったのかなあと思いました。

診察してくれたのは頭のいい女性の医師でしたが、
どうやら相手の聞きたい事を勝手に予想して、確認することなく回答するタイプの人だったようです。
それが齟齬の原因になったのだ、と思います。

ただ、病院での先生とのやりとりの際に、こういうことってよくありますよね。

もし、このようなコミュニケーション力の先生に自分の治療を託さなければならないのなら、例えば、僕自身が
「私はこういう仕事をしていて、パソコンを長時間使います。
その場合、視力はどう考えたらいいですか?」
「乱視が多少混じっているのですが、術後の見え方に影響はありそうですか?」

等々、質問の仕方を工夫すべきだった、と反省しました。

《まとめ》

相手のコミュニケーション力を変えることは難しい。
自らの質問力、傾聴力を磨いて、よりより対話を!

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