今年4月にリニューアルした、
TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(
に運営委託をしたことで話題になっている図書館です。
武雄市長の樋渡啓祐さんは、
したり、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」
ユニークなアイデアを次々と打ち出している方です。
今回の民間委託によって、
■営業時間が年中無休、9時~21時と大幅に拡大
■カフェが併設、本を読みながらコーヒーが飲める
■運営費用は10%削減(目標)
といった点が、今までと変わっています。
利便性が向上しながら、運営コストが下がっているならば、
素晴らしいですよね。。
しかし実際に訪れてみると、いい意味で予想を裏切られました!
★裏切られたポイントは、委託先の企業です。CCCを、「
TSUTAYAの運営会社」だという認識でいました。
そうではなく、武雄市が連携したのは、
「企画会社」CCCだったのです。そのコラボによって、
がない“図書館”が創られていました。
★内装は、蔵書が一望できるデザインになっており、
また、書店が併設されていて、新刊本や、デザインやインテリア、
趣味に関する本が数多く置いています。
図書館とは、“過去の本”が置いてある場所ですよね。
ところが書店があることによって、トレンドや、最先端、沢山の
“旬”な情報にも同時に出会うことができます。
この新旧書籍のコラボレーションが、感性を刺激してくれる素敵な
相乗効果をもたらしているのです。
★図書館内には、スターバックスがあり、BGMが流れています。
スタバが入っているTSUTAYAは福岡にもあるし、
しかし、それが図書館の持つ重厚感と合わさると、「
素敵な空間」に変身するのです。
そのため、図書館が“本を借りるために行く”場所から、
“居心地がいいから、また行きたい”場所になっている。
「図書館の再定義」がなされていると感じました。
カフェ、書店、空間デザイン、景観etc.
様々な要素が重なって、今まで経験したことのない“心地良い”
なっていた武雄市図書館。
福岡にも、あれほどぐっとくる場所はありません。
人口5万人の武雄市に、
私は、地方の街づくりの新たなモデルを見た思いがしています。
アミューズメントパークや、商業施設などの“箱もの”ではなく、
「公共サービスが街の“求心力”を創出する」という点が、
思いました!
《まとめ》
武雄市図書館。それは「気持ち良さ」という価値を提供するという
「公共サービスの革命」であり、文化度の高い街づくりの中心軸と
なりうる「図書館のイノベーション」である。
※武雄市図書館
http://www.epochal.city.takeo.
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※蔦屋書店
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