COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/06/06

【vol.255】九州が、世界最先端の都市に!

東京が2020年オリンピック招致で盛り上がってる・・・
かどうかは分かりませんが、九州も大変なことになってます!

以前ノーベル賞を受賞した、スーパーカミオカンデを超える
スゴい施設が、九州に造られようとしているのです!!

宇宙の謎を解き明かす研究!

世界中が驚く発見がどっさり!

とてもワクワクさせられる、その施設の名称は、
「国際リニアコライダー(ILC)」と言います!
名前は、○○ライダー、と正義の味方のように聞こえますが、
リニア・コライダー(linear Collider)です。

世界の素粒子研究の頂点となる施設!
それが、世界にたった一つ、どこかに建設されるのです。

どんな施設か、詳しくは改めて見てもらうとして、一言で
いうと、“素粒子に関する実験施設”です。

全長30kmもの、まっすぐな地下トンネルの中で、
「電子」と「陽電子」を正面衝突させます。

すると、宇宙のはじまり“ビッグバン”の時の状態が
再現されて・・・

と、とにかく、かつてない実験、らしい・・!(汗)

まだ、どこにもない最先端の実験を行う施設ですから、
ここには世界を代表する頭脳と、最高のテクノロジーを
もった企業が集結することになります。

建設費用は8000億円、経済効果は4兆円とも言われる
ビッグプロジェクト!

つまり、施設がある場所は、21世紀の科学をリードする
国際科学都市が誕生することになるのです。

現在、世界5都市で、誘致合戦が繰り広げられています。
日本は2拠点、脊振地域(福岡・佐賀)、北上地域 (岩手県)。
そしてジュネーブ(スイス)、ドゥブナ (ロシア)、
シカゴ (アメリカ)です。

日本においては、背振vs北上のどちらが“日本代表”になるかが、
今夏に決まる予定になっています!

僕はこのILCの日本への誘致を応援しています。
その理由は、日本らしい発展のあり方と繋がるからです。

日本は、教育と人的資源の活用を強みとしてきた国です。
これから改めて、その分野で世界をリードしていくのが、
日本らしさだと考えています。

国際研究施設を日本に作り、世界の文化・技術の発展に寄与する。
よ、4兆円の経済効果も魅力ですが・・・♪

世界中から一流の人材が集い、それによって、日本人が刺激を受け、
世界に羽ばたく人材が育つ。そのサイクルが創れたら、素晴らしい
なあと思うのです。

岩手でもいいですが、僕としては地元九州に来て欲しい!
みなさん、オリンピックもいいですが、世界への長期的な貢献度が
とっても高いILCにも、ぜひ関心を持って下さい!!

《まとめ》

宇宙誕生の瞬間を再現する人類史上最大のプロジェクトで、
日本からアインシュタインを生み出そう!

※参考
http://ilc-kyushu.com/
http://lcdev.kek.jp/LCoffice/OfficeAdmin/ILC2012.html

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