COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/06/20

【vol.257】樋渡市長からもらったヒント。

【vol.257】樋渡市長からもらったヒント。

先日、武雄市長、樋渡啓祐さんの講演を聞いてきました。
ぐっときたフレーズが3つあったので、ここでシェアしたいと
思います。

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★『「地方なのにイケてる。」というギャップを作れるのが
地方の利点。革命は辺境からしか起こらない』
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10年前、私が福岡に転勤してきて間もなく、湯布院に
行ったのですが、その時に、このことを体感しました。

湯布院に対しては「大分県の田舎の温泉街」くらいのイメージ
しかなかったのですが(失礼!)
行ってみると、すごくステキな美術館や、お洒落なカフェ、
カッコいい温泉宿の数々に圧倒されたのです!

「湯布院なのに、こんなにイケてるってスゴい!」という
ギャップが、九州にココロを掴まれるきっかけとなりました。

都会に住む人は、地方に対して期待値が低い。それはチャンス
なのです。

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★『スピードは最大の付加価値。
批判を受けたとき、瞬間的に変えれば、逆にファンになって
くれる。』
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“批判されるのが怖くてチャレンジできない”という人が
増えています。
そういう人に、「批判する人は、ファン予備軍。スピードは
“誠意の表現”でもあるのですよ」と教えてあげたいですね。

また「スピード」は、こぶりな中小企業こそ、武器化できる要素
ですよね!

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★『デジタルでもアナログでも、心地良い空間をつくることを
心がけている。
人は気持ちのいい空間に行くと、買いたくなるのです。』
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武雄市図書館のスターバックスは、全国1000店舗中、売上で
2位~6位にランクインしているそうです!

また、図書館と併設では売れないだろうと予想されていた
TSUTAYAも、すごい数字をたたき出しているそうです。

スタバのコーヒーを一番買っているのは高校生だそうですが
『高校生にとって安くはない値段でしょうが、おそらく
“体感価格”で、2,000円位に感じているのではないか。』
と、樋渡市長。

体感価格!

確かに、高級でも居心地がすごくいいBARでは、ついつい
お酒を飲み過ぎてしまいます(笑)。

あるいは、セレクトショップに行くと、高い服でも手が
出てしまうというのも、この効果ではないでしょうか。
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樋渡市長は気さくで話も上手!惹き込まれました。

この「ギャップ」「スピード」「心地良さ」という要素、
中小企業にこそ活用しうる、ファンづくり(=ブランディング)
のキーワードですね!

《まとめ》
不利。短所。全ては感性と戦略次第。

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