博多では今、「博多祇園山笠」という祭りの真っ最中です!
770年余りの歴史がある神事であり、期間中は300万人もの
観客が訪れる一大行事です。
山笠に参加する数千人の男たちは、みな「締め込み」をします。
相撲取りの “まわし” に似ています。いわゆる “Tバック”
今回はその締め込みについての “あるある” をご紹介します!
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★「締め込み」と「ふんどし」の違いは?
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ふんどしは「下着」で、ペラペラしています。
一方で締め込みは「儀礼装束」です。
長さが3メートルもある布を、何重にも巻き付けていきます。
激しく動いても、万が一にも外れないように、かなり力を
入れて “締め込んで” いくのです。
また、締め込みは基本的には一人では身につけられません。
控え場所では連日、裸の男たちがペアになって、
「ふん!ふん!!」と締め込んでいる風景が見られます(笑)
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★トイレはどうするの?
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基本的にはガマンです。
が、“小さい方” は可能です。
ただし、きつーく締めているので、出し入れするのに
一苦労なのと、一連の過程で締め込みが “ゆるむ” リスクが
あるのです。
私も以前、トイレに行った後、走っている最中にどんどん
緩んできたことがありました。
股まわりがパカパカしてきて、“赤信号” です(汗)
その時はさすがに “神事” もふっとんでしまい・・・(苦笑)
それ以来とても気をつけるようにしています。
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★恥ずかしくないの?
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「公衆の面前でおしりを出すなんて・・」と言われますが、
男の締め込み姿は、カッコいいです!
単なる布切れ一枚なのですが、デブでも、短足でも、おっさん
でも、どんな服を着るより男度が上がり、格好よくなれます。
あれはスゴい!
また、締め込みをすると気持ちが引き締まるのです。
それもあってか、見物している女性達がいつもと違って
熱い眼差しで見てくれているように感じられ・・・(気のせい?!
私のように人間が出来ていないオヤジは、テンションが
必要以上に上がってしまうのです(笑)
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締め込み姿には、博多の男の魂が込もっています。
結び目や、前だれの大きさなど、見た目の細部にもすごく
こだわっています!
山笠を見る機会がある人は、ぜひそういった点にも注目
して楽しんでください!
《まとめ》
山笠とは、
770年かけて磨かれてきた「博多の男の心意気」の結晶だ。