先週初めて、すっぽん料理を食べました。
すっぽんって、血も、内蔵も、甲羅まで!全部食べられるんですね!
鶏肉とも、魚ともちがう独特の食感。食べてるそばから、体がカッカとほてってくる滋養っぷり。
未知の体験でした。
今回行ったのは東京・麻布にある老舗のお店。
取引先の社長が、社員の方々と一緒に行くというので、私も混ぜて頂きました!
46年すっぽん一筋!というおかみさんが、話し上手で盛り上げてくれたのですが、
中でも印象に残ったのが「最近は、社長が社員を連れてくるという事が減った」という話です。
「こういう(高級)料理なので、芸能関係の方も多いですが、状況は企業と変わりません。
たとえば昔は、タレントや女優さんが、それこそデビュー前から事務所の方とよく来られてました。でも今は少ないですね。
昔は『社員に旨いもの食わせてやろう』『一流の仕事をするためには、一流のものを食わないといかん』っていう社長さんが多かったですよ。」
その話を聞いて、映画監督の黒沢明氏の「いいメシを食わないと、いいクソは出ない。」という言葉を思い出しました。
“いい作品を創り出そうと思ったら、芸術、思想、映画、本、スポーツ、人間、酒など、
一流のものに触れ、吸収しなくてはいけない”という意味です。
最近は、就業時間以外での社員とのやりとりに、気を使わねばならない傾向にあります。
しかし、就業時間に最高の仕事をしてもらうために、社員にどんな “勉強” や “経験” を積み重ねてもらいたいか?
人材育成を考える際に、重要なテーマではないでしょうか。
ちなみに・・・
頂いたすっぽんは、養殖で、4年間白身魚だけを与えて育てたものだそうで、全く臭みがありませんでした。
臭みは、餌や住んでいる環境に左右されるそうで、
天然ものや外国産だと、にんにくやショウガで臭みを取らなくては食べられないそうです。
人もすっぽんも、同じですね!
《まとめ》
人のからだと人生は、食べたもので出来ている。