COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/10/24

【vol.274】北三陸さ行ったでがす

『あっぢどみづさいっだどごであさってばづりさあどぅ』

駅に座っていたおばあちゃんが話しかけてくれたんですが、
半分以上聞き取れない・・・(汗)

先週、岩手県久慈市に行ったときのことです。
地図で言うと仙台から北に300㌔、八戸から南に50㌔の、
太平洋に面した海沿いの町です。

久慈市は「あまちゃん」の舞台になった場所です。
ドラマに良く登場した郷土料理の“まめぶ汁”が
どうしても食べてみたかったのが、行きたかった理由
です(笑)

そして、やはりドラマで描かれていた、震災後のいまの
様子が知りたいと思いました。

久慈市は、宮古市や大船渡に比べると震災の被害は
少なかったそうです。

それでも、海沿いを走る「北リアス線」という
ローカル線は、津波の影響で線路が寸断されたりして、
今でも全線開通はしていません。

電車に乗っていると、仮設住宅が建っていたり、
更地になった場所を工事している様子も多く見られ、
まだまだ復興の道半ばなのだと実感しました。

話は変わりますが、久慈市の特色は、海女さんです。
「北限の海女」といわれ、素潜りで海女漁をしている
世界でも最北端!の場所なのです。

2010年に新築したばかりだった「海女センター」は、
2011年の津波で全壊。ウニも全て流されてしまい、
その年は漁が出来ず。
翌2012年から漁が再開され、今年は震災前と同じ位
穫れているそうです。

地元は“あまちゃん効果”で、観光客が激増!
土日は、海岸へ至る道路は通行規制されていました。
私が訪れたのは平日でしたが、町中にもたくさん観光客
がいてびっくり!

なぜ観光客が多いと気づいたかというと、地元の人達は
おじいちゃんおばあちゃんばかり。
観光客くらいしか若い人(40~50歳位も含めて)が
見当たらないという感じだったのです。

その日も夕方は相当冷え込みました(4℃)が、これから
ますます寒さが厳しくなる時期を、仮設住宅で過ごさなくては
ならないご老人。ご苦労が多いだろうと思いました。

行く前は正直『ドラマがきっかけで、被災地に観光に行く
なんて、不謹慎なのでは?!』と、後ろめたさもありました。
地元の人達も、見物客が増えて迷惑してるんじゃないか?とか…。

けれど、町で会ったり話した人達は、優しくて、奥ゆかしくて
歓迎してくれているように感じられました。
「人がたくさん来てくれるのは嬉しい」と言ってくれる方
もいました。
「観光で行っても、いいんだ」と思えたことが良かったです。

もし久慈市(北三陸方面)に行くことがあれば、海の幸と、
ちょっぴり恥ずかしがりな地元の方たちとのやりとり、
そして、景色がおすすめです。

特に、海女センターへ至る海岸沿いの道路の景色は、
ちょっと見た事がないくらい絶景で、強く印象に残っています。

お土産はもちろん、ドラマであまちゃんがつけていた“琥珀入りのミサンガ”。
早速、つけています(笑)
※写真を掲載しています。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.639608106084937.1073741828.203078269737925&type=1

※久慈市観光物産協会
http://kuji-kankou.com/
※小袖海女センター
http://www.kujicity.com/a.kujicity.14hokugennoama.htm

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