COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2013/11/28

【vol.279】リーガルハイに脳みそを揺さぶられ

先日、ドラマ「リーガルハイ2」(堺雅人主演の弁護士ドラマ)
で、1人の女性が3人の男性と結婚関係にあるという
「一妻多夫」のファミリー(?)が登場していました。

妻(鈴木保奈美演じる)は国家公務員で実力も収入もある。
3つの家庭に週2日づつ通い、夫同士も納得済み。
だから、何が悪いの?というストーリーです(笑)。

面白いなあと思って調べてみると、日本でも昔そういう
事例があったようです。
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江戸時代の江戸においては、人口比が圧倒的に男性が多く、
町人においては結婚出来る者が限られていた。
そのため長屋の住人は、ひとりの女性が長屋の他の男性とも
関係しており、実質的な一妻多夫制によって町内の連帯が
保たれていたという説がある。(wikipediaより)

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話は変わりますが、ちまたでは年々晩婚化が進んでいるとか、
未婚率も増えているという話を聞きます。

理由は色々あると思いますが、その一つには、
『運命的な出会いをして、恋愛の末に結ばれないといけない。
しかもたった1人と一生添い遂げないといけない。』
という “結婚の前提” が、心理的な足かせになっている
のではないかなあと。

現実的には、夫婦3組に1組は離婚していますし、
これだけ時代の変化が激しいのに、夫婦関係だけは
永続的に変わらないというのは無理があるよね・・・
と、思ってもおかしくないよなあと。

そこで・・・
仮に「一妻多夫制度」もっというと「多夫多妻制度」が
できたりすると、どうなるんだろう?!
と、想像をめぐらせてみると・・・。

☆ “たった1人” に固執しなくていい分、結婚への心理的
ハードルが下がるのではないか?

☆例えば福岡県は、結婚適齢期の女性が男性よりも
約30,000人多い。地域限定で “多夫多妻特区” をつくれた
としたら、そうした男女の人口差にも、柔軟に対応できる
のでは?

☆夫婦が増えれば、子供も増えるのではないか?
(これは自治体の子育て支援との連携が必須ですが)

☆子供は地域の宝。みんなの宝。協力しあって皆で育てよう!
という意識が高まり、個人の育児負担が減らせるの
ではないか?

などなど・・・
あり過ぎるマイナス要素は一旦無視して、
ヒンシュクを承知でであれこれ思いめぐらせてみましたが…
やっぱり無茶、ですかね・・・?!(汗)

《まとめ》
働き方も生き方も多様化するなかで、今まで常識だった
ことが、未来も常識であり続けるとは限らない。

※参考
■リーガル ハイ2
http://www.fujitv.co.jp/legal-high/story/story_06.html

■人口動態総覧(平成24年)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei12/dl/gaiyou.pdf

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