散髪をしに行った時のことです。
「なぜ、人にマッサージしてもらうと気持ち
いいんだろう?」という話になりました。
考えてみると…
ひとつには、基本的なスキルがあること。
そしてもう一つは、する人の“想い”。
「どうしたら気持ちよくなるかなあ?」
「相手に気持ち良くなって欲しい!」という
“気持ち”に、気持ちよくなっているのではないかと
(ややこしいですが笑)。
とすると・・・
マッサージの仕方を教える時には“技術”と“気持ち”の
2つがポイントになるわけです。
この2つ、どちらを重視した方がいいのでしょうか?
いまは、“気持ち”教育の重要度が増していると思います。
というのも昔に比べると、若い人が“相手の気持ちを
想像する機会”がすごく減っていると思うからです。
たとえば私が学生の頃は、女の子をデートに誘うのに
自宅に電話しなくてはいけませんでした。
『父親が出ないかな?』とか
『今は何をしてるんだろう?風呂かな♪』
とか、色々想像を膨らませていましたよね(笑)
一方、今はLINEですぐ連絡がとれます。
facebookで近況も逐一流れてきます。
知りたい情報があれば、すぐに、手元で調べられる。
つまり逡巡したり、想像したりする機会が極端に減っている。
だから、私たちにとって「それくらい考えたら分かるだろう!」
という事が、通じないのです。
ところで・・・
スターバックスは、心地いい空間づくりが上手ですよね。
スタバでは、ミッションを「お腹を満たす」のではなく、
「心を満たす」と掲げて、80時間ものトレーニング
をしているそうです。
店の雰囲気とサービスが心地よく感じられるということは、
ミッションの共有と教育が、効果を発揮している
ということだと思います。
「相手の気持ちを想像すること」
その点をきちんと教育できれば、理解力や器用さに長けた
今の若者は、ぐんと伸びる可能性を秘めているのです!
《まとめ》
「相手の立場に立って考える」「人の気持ちを想像する」
力をどう磨くか。若手人材育成には特に求められている