COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/05/14

【vol.352】 ばんどう流、五月病の対策法。

この時期になると、新人や若手社員の五月病の話が
ちらほらと聞こえてきます。

「思っていたのと違って、しんどい…」「会社に行きたくない…」
みなさんの会社ではいかがですか?

五月病はいまに始まった ことではありませんが、
最近の若者の傾向は、
下記のようなケースがよくみられます。

・相談ができない。ひとりで悶々と悩んでいる。
・ 『最近はどうだ?』と聞かれると、つい「大丈夫です」と答えてしまう。
・叱られ慣れていないから、辛い。
・相手に合わせて「正解」を探すクセがついているが、
 先生のように逐一教えてもらえないので、ストレスが溜まる。
・そもそも生活に困っていないので、働く必然性に悩んでいる。etc.

私は、こうした悩みには、下記の点をポイントにして話をするようにしています。

─────────────────────
 ★みんな、同じ。★
─────────────────────
この時期は、みんな悩んでいるもの。口に出していないだけ。
先輩や、気のおけない友達に、思い切って今の気持ちや悩みを
話してみてもいいかもしれない。

意外と親身に向き合ってくれたり、アドバイスをくれたりする。

まずは半年ふんばってみよう。そうしたら、必ず心境の変化がある。

─────────────────────
 ★仕事の9割は雑用★
─────────────────────
仕事の9割は、誰でもできる作業の連続。
それは年齢を重ねても、偉くなっても変わらない。
だから今は、“雑用をきちんと出来るようになるための練習期間”
だと考えよう。

朝の挨拶。メモを取る。ご馳走になったら翌日お礼をいう。
掃除を一所懸命やる。時間を守る。
上司やお客様は、当たり前のことをやらない人に腹が立つし、
できることをやらない人を信用をしなくなる。

─────────────────────
 ★社会人体力をつけよう。★
─────────────────────
社会人には「社会人体力」というものがある。
今は疲れやすいはずだが、
それは、学生の頃とは、頭や体、
心の使い方が全然違うから。

「社会人体力」は仕事に慣れるに従って、身についてくる。
そうすれば、仕事も今より出来るようになるし、心身ともにラクになる。

─────────────────────
 ★期待しているから。★
─────────────────────
若いうちは叱られるばかりで、褒められることはほとんどないはず。
経験もスキルもないのだから、仕方がないこと。
辛いだろうが、叱られる練習だと思って、半年乗り切ってほしい。

そもそも、なぜ叱るのか?指導するのか?
それは、期待の表れなのだ、ということは覚えておいて欲しい。


《まとめ》
いちいち声はかけないけど、君の頑張りはちゃんと見ているし、期待している!

unnamed-1