COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/05/21

【vol.353】 ハマっちゃったのDEATH

最近、とある音楽グループにハマってしまいました!
BABY METALという3人組です。

私が知ったのはつい最近なのですが、動画を見ると、ヤバい!
2600万回以上も再生されている曲があるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=WIKqgE4BwAY&list=FLmrW7jX0GvQMuKxec1Yi44w&index=5

BABYMETALは、「ヘビーメタル」×「アイドル」というコラボレーションでできたメタルダンスユニット。
とくに海外での活躍が活発で、昨年は仏、独、英、米などを回るワールドツアーを成功させています。

私も ここ1週間、毎日動画のチェックが欠かせません(笑)
何がファンの心をつかんでいるんだろう?と考えてみると、「違和感とギャップの連発(笑)」が要因なのかなと。
例えば…
・メンバーは15歳~17歳。かわいらしさと激しい音、激しいダンスのミスマッチ
・「神バンド」と評されるバックバンドのDEATHな風貌かつ超一流の演奏と、ユニークな歌詞のギャップ
そして、多様な要素をまるっと包む、世界観溢れる演出と、何より3人の圧倒的な「熱量」

文章ではイメージが沸きづらいと思いますが・・・
上記の要素が、映像ではたくさんの「ぐっとくるポイント」となり、多彩な魅力を放っているのです。
BABYMETALは「映像を前提としたエンターテイメント」としてプロデュースされているのだろうという印象を持ちました。


最近では、テレビは見ずにYouTubeなどの動画を見るという人が増えているそうです。
そうした傾向を背景に、たとえばredbullは、CMに費用をかけない分、エクストリームスポーツに数多く協賛。
その過激な様子を動画で公開、SNSで拡散されて、ファンが広がっていくというブランディングをしています。
(確かに、redbullの動画はカッコイイ!!)

また、スターバックスも『ソーシャルメディア時代は「感動」がキーワード』だという前提でのブランディングをしています。
たとえば「フラペチーノ×ファッションショー」といったイベントや、「スタバのある日常をステキに切り取った映像」など、シェアされやすく共感を増やしていくようなコンテンツに注力しています。


BABYMETALは、「アイドル」と「ヘビーメタル」という、すでにあるコンテンツを“編集と演出”によって、ぐっとくるポイントを創り出しました。
またredbullは、エクストリームスポーツに乗っかりながら、限界に挑む選手の映像を見てぐっとくる人の共感を得ることに成功しています。

「ぐっとくる」×「映像」

この組合せによって、マス広告に頼らず、 “シェア”を通じてファンを増やしていくことができる。
これは企業規模の大小に関わらず実行可能な、これからのブランディングのポイントだと思うのです。


《まとめ》
映像に対する感性は、若者の方が断然高い。
企業にとって、若い才能を活用するチャンスDEATH。

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