少し前に、Facebookのアイコンをレインボーカラーにする人が増えた時期がありましたね。
きっかけは、6月26日に米国全州で同性婚が法的に認められたことでした。
(レインボーカラーはLGBT※の尊厳を象徴しています)
日本でも今年4月、渋谷区で全国初となる、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する条例が施行。
年々、LGBTへの認知が進んできているように感じます。
そうした状況下で企業は・・・
Q.LGBTの応募者を、採用するのかどうか?
Q.社員にLGBTがいた場合は、どう対応するのか?
など、姿勢を明らかにすることが求められていくでしょう。
「そういう人には会ったことないし、ウチには関係ないよ」と思うかもしれませんが・・・
LGBTの人口に占める割合はどれくらいだと思いますか?
なんと【7.6%】!
思った以上に多いですよね。
従業員数100人の会社だと、7~8人はいる可能性があるということになります。
ではなぜ、ビジネスシーンでは出会わないのでしょうか?
それは、当事者の大半は隠しているからです。
先日「のぶゑさん」というゲイの方にお会いする機会がありました。
11月に開催される「九州レインボープライド」の主催者として、弊社に説明に来て下さったのです。
のぶゑさんは30歳でカミングアウトするまでは、ゲイであることを隠して企業に勤めていたとのこと。
『身振りや言葉使いを隠し続けることは、想像以上に大きなストレスがかかるし、仕事のパフォーマンスも下がってしまうんです。』
という話が印象的でした。
確かに、私がもし「職場では完全に“女性”としてふるまえ」と言われたら・・・ハードです!
LGBTの人は、隠し続けることに疲れ、転職を繰り返すケースも多いそうです。
もし、企業が「LGBTフレンドリー」を表明すれば・・・
対象の既存社員に、輝くきっかけを提供できるかもしれません!
採用活動についても、最近は優秀な人材の確保が厳しい状況です。
ダイバーシティの一環として、LGBTにも門戸を開くことで、採用の幅を広げられる可能性があります。
GoogleやSoftBank、GAP、Apple etc.
レインボーカラーを活用して、支持の表明やプロモーションを行う企業が増えています。
ブレスカンパニーも、ダイバーシティへの一歩として、LGBTフレンドリーを表明していきます。
《まとめ》
「7.6%」に、どう対応するのか?
まずは自社のスタンスを整理しよう。
※LGBT:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの総称
※九州レインボープライド
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