『本当に本当に本当に本当に行きたくなかった。』
『緊張でガチガチで朝ごはんが食べられなかった。』
先月、大学生と専門学校生、約60人をインターンシップで受け入れました。
参加学生たちの、出勤前の心の声です。ヒドいですね(笑)
インターンシップは年々盛んになってきていますが、心から行きたいと思っている学生は少数派です。
『行っておかないと不安だから』
『仕事でミスをして、出来ない 奴と思われたらどうしよう』etc.
不安で不安で仕方がないのです。
そんな受け身な学生達に、ブレスカンパニーで与えたミッションは・・・
飛び込み営業!
5日間のプログラムのうち、4日間企業に飛び込み訪問してもらいました。
途中で何割かは脱落するのではないかと思っていましたが・・・
誰一人欠けることなくやり遂げてくれました!
消極的な姿勢の学生たちが頑張れた理由。
それはある参加者の感想にヒントがあります。
『自分自身はすごく良いインターンだったと思います!なぜなら社員さんは基本ノータッチで、グループのメンバーだけでその与えられたミッションに取り組んだからだと思います。』
「何か教えてもらえるだろう」という姿勢の参加者に、気持ちを切り替えてもらうために、初日に《目的》と《心得》を共有しました。
《このインターンシップでの「目的」》
■社会人としての基本的な考え方を知る。
・社会人は、チームワークで仕事をする。
カンニングしても、人に答えを聞いても、協力してもらっても、MP(丸パクリ)もOK。
・会社とは、他者から評価される世界。
残業しても、徹夜しても、相手からの評価を得られなければ意味がない。
■仕事に全力で取り組む練習をする。
現時点で、自分が社会人としてどれくらい通用するのかを知る。
《このインターンシップでの「心得」》
■教えない。
会社は教わる場所ではない。何を学ぶか、どう成長したいかは人それぞれ。
分からないことは質問しよう。
■イヤなら辞めていい。
イヤイヤ続けて他のメンバーに迷惑をかけないこと。
■どんどん失敗しよう。
実力をつけるには練習が必要。失敗をしていない=何もしていない、ことと同義。
「教えない」「メンバーに迷惑をかけない」「失敗していい」
といったキーワードが、参加者には響いていた様子でした。
学生との “心の距離感” もポイントです。
冒頭のコメントの様に、学生が本音を語ってくれるかどうかが、距離感のバロメーター。
心を開いてくれれば、驚くほど積極的に、高い潜在能力を発揮してくれますよ!
《まとめ》
主体性を発揮してもらうには、押し付けない。教えない。
そして協力し合える環境をつくること。