COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2015/10/01

【vol.371】実験!「爆速採用」をしてわかったこと。

弊社は先週25日に、こんなコンセプトの採用説明会を行いました。

【爆速採用】最短一週間で内定。かつてないスピード感を体感してほしい。

今日、10月1日に内定解禁になる、その前に結果が出ますよ!という、この時期だけの特別企画です。
節操がない感もありますが(笑)、学生には大好評!
ですが、これは学生側のメリットだけでなく、他にブレスカンパニーとしても意図がありまして…。

採用スケジュールが激変している今年、学生がどんな動きをしているのかを確認するという実験的な意味もあり、他にも3つのテーマで、同時に予約を受け付けてみました。

【就活終えて本当いいの?人生の一大決断は大反響のこのセミナーを見てからでも遅くない】
→ターゲット:内定をもらっている学生

【ラストスパートでごぼう抜き! 就活大逆転セミナー。】
→ターゲット:未内定の学生

【遠回りしているあなたが素敵。既卒・留年・浪人etc.豊かな経験を聞かせてください。】

4つの中で予約がもっとも多かったのは【爆速採用】で、全体の約60%。
次いで【ごぼう抜き】で25%。
今年行った説明会では過去最多の学生が参加してくれました。
(ちなみに内定を持っているという学生は3割近くいました。)

「今年は8月から面接がスタート」という報道がされていましたが、実態は7月までに水面下で選考が進んでおり、8月には内定を出すだけ、という企業が目立ちました。
(8月15日までに内定を獲得した学生のうち、4割が8月1日〜15日の間にもらっています※1)

なのでマスコミ報道どおりに夏から本格的に就活を始めた学生にとっては、肩すかしを食らったかっこうとなり、そうした背景からこの時期でも学生に動きがあるのです。
(先週の説明会のような活況は、昨年までは考えられませんでした)

ということは、採用する側からみると11月までは母集団形成が可能な状況と言えます。
採用目標に達していない企業は諦めずに取り組んで頂きたいと思います。
その際、スピード選考を打ち出すのは効果的です。
(爆速採用の詳細についてもっと知りたいという方はお気軽にご連絡ください!お力になります。)

また、内定を持ちながらも約3割の学生は就職活動を続けています(※2)。
つまり内定者がいる企業にとっては、今後も辞退のリスクがあるということです。
内定式を迎えても年内は安心せず、内定者フォローに注力した方がいいでしょう。

《まとめ》
来年も採用環境は今年と変わらない見込み。
来年に活かせるような試行錯誤を。

※1:2015年8月15日時点 就職内定状況(リクルートキャリア)
※2:2015年8月末時点(2016卒マイナビ大学生就職内定率調査)

phonto