ラグビーW杯、日本代表は歴史的な活躍でしたね!!
母校・早大がラグビーが盛んなこともあり、好きでよく見ているのですが、初戦の南アフリカ戦については “必敗” だろうと思いこみ録画さえしなかったことを、心の底から後悔しています・・・!!
サモアとアメリカにも勝利して、日本代表が確固たる実力を身につけていることが証明されたわけですが、過去7大会で1勝しか出来なかったのに、いきなり3勝もできた要因はどこにあったのでしょうか?
私はエディ・ジョーンズコーチの「日本人らしさを活かして」という言葉が印象に残っています。
『どんなに辛い練習にも耐える勤勉さと、向上心の高さ。それが日本人らしさだ。
真面目で忍耐力がある日本人にしかできない、世界一過酷な練習を通じて、世界一タフなチームになることによって世界トップ10を目指す。』と。
ドキュメンタリーで練習風景が放映されていましたが、早朝からの長時間練習、試合形式での練習中に60mダッシュを繰り返す等、みているだけで吐きそうになるほどのハードさでした。
面白いと思ったのは、“日本らしさ” を追求するのに、日本人での構成にこだわっていないこと。
今回、日本代表の3分の1は外国人選手でした。
元日本代表の清宮克幸さん(ヤマハ発動機監督)が、南アフリカ戦のあと、こうコメントしていました。
「ラグビー観とか人生観が変わりました。私は常々、日本のラグビーのためになるにはどうしたらよいか、ということを口にしてきた。選手の中に日本人が何人いなきゃだめだとか、監督やスタッフが日本人じゃなきゃだめだとか、そういった発言をしてきたんですが、実にささいなこと。そんなことにこだわっていても仕方がない、と試合を見て感じてしまったんです」
日本人らしさを「日本人で」つくっていく。
清宮さんの考え方の方が一般的だと思います。
エディ・ジョーンズコーチが掲げた「世界トップ10」というビジョン。
当時は誰も本気で信じていなかったと思います。
しかし、彼はそれを実現するために逆算して考え、手を打っていたのでしょう。
掲げた目標の高さと、本気度の差、なのだなあと思いました。
《まとめ》
目指す高みへの本気度が、優先順位を決め、常識を変える。