COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2016/03/24

【vol.394】『ときめく片付けの魔法』やってみました。

ブレスカンパニーでは「成長」ということばについて
「成長とは、捨てること。変化すること。」と定義しています。

たとえば「もっと仕事が速くできるようになりたい」と思ったら、今している仕事のいくつかを捨ててみる。
やらなくて済む方法を考える。
今までのやり方や考え方を、改善するのではなく、一度捨てて、新しいやり方を取り入れる。
そういうイメージを大事にしたいからです。

先日、自宅を引越ししたのですが、この「捨てること」をテーマにしてみました。
教科書は、近藤麻理恵(こんまり)さんの「人生がときめく片付けの魔法」です。

私が思うに、この本の最大のポイントは「捨て方」です。

“ときめくかどうかで、残すか捨てるかを決める”という判断基準が、凄い!

そして・・・悩ましい(笑)

「ときめく」という感覚は、個人差がありますよね。
何より、男性(おっさん)にとってはイメージしづらい。
「片付け」「整理整頓」という合理的に思える作業に、“ときめき”という感情を持ち込まれことに、違和感を感じる人は多いのではないかと思います。(私もそうでした。)

ですが・・・安心してください!
私にもできました!

こんまりさんは「全てのものを床に広げ、一つひとつ“触って”判断してください」と言っています。
半信半疑でしたが…触れると、わかるのです。おっさんでも!(笑)

ときめくとは、私的に意訳すると「テンションが上がるか?!」「ワクワクするか?!」です。
逆に言うと「必要かどうか?」という判断基準を“捨てる”ということなのです。

家には、必要“そうな”モノで溢れています。
「昨年まで使っていた健康器具」「来年着るかもしれない服」「頂いた食器」「いつか読みたい本」「ほとんど着てない高価な服」etc.

本当に要らないものは捨てるので、家にあるものは基本的には要るものですよね。
だから・・・捨てづらい。

しかし、ひとつずつ手に取って「着たらテンション上がるか?」「持っていて気分がいいか?」
と、頭ではなく心に問いかけてみる。
すると、不思議!はっきり区別ができます。

捨てるのは、苦しい!
“モッタイナイ”という気持ちとの戦いです。
ですが、真剣にやってみたら家のものが半分に減りました。

そして、気づいたこと。
自分にとって本当に必要なもの、気分が上がるものに囲まれる生活は、想像以上に気持ちがイイ!

また『本当にほしいもの、永く使えるいいものしか買わないようにしよう』という価値観に変わりました。

この本は以前にも読んだことがあったのですが、「売れているビジネス書」という認識でいたのが間違いでした。(正確には読み方を間違えていました。)

この本は「きめ細かいマニュアル」であり「哲学書」です。

『人生観が変わりました!』などという書評を見ますが、大げさではないと思います。
“こんまり理論”は、単なる片付け術を超えて、人生観や仕事観にも影響を与えてくれました。

ポイントは「書いてある通りの順序で、はしょらずに実行すること」です!

ぜひ試してみてください!

《まとめ》
捨てることで、考え方が変わり、行動が変化する。
成長の契機となる。

※「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵(サンマーク出版)

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