COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2016/07/28

【vol.411】職場体験で、ガッチリ♪

いま、福岡市の天神で「夏休みワーク体験」というイベントが行われています。

ひとことでいうと「リアル“キッザニア”」
小学3~6年生が対象で、天神エリアの飲食店や美容院、銀行、テレビ局など「本物の職場」で「本物の仕事」を体験できる、というコンセプト。
体験できる職場は約70施設もあります。

主催は「welove天神協議会」という団体です。企画が上手ですね!

まず、小学生が対象だと、親が職場まで連れて行かなくてはなりません。
ワーク体験中は親の見学はNGなので、その間お茶をしたり、買い物したりして天神地区でお金を使うことになります。

このワークには参加費が必要ですが、修了すると対象施設で使える地域通貨500円分が「お給料」としてもらえます。子供は喜ぶし、改めて施設を使う機会も増えるのです。

ちなみに娘は、とある焼肉店の開店前準備を体験をしました。
本物の制服を着させてもらい(袖はだいぶ折っていましたが:笑)、挨拶の練習やテーブルセッティングをしたり、そのお店の人気メニューのデザートの盛り付けをやってみたりしたそうです。

「すごく楽しかった!今度は焼肉を食べに行ってみたい!」と興奮しながらその様子を話してくれました。
というわけで、まんまとそのお店に食事をしに行くことになりそうです(笑)

親子連れでわが街に来てもらい、「コト」を楽しく体験してもらいつつ、街とお店をPR!
しかも、お金まで使ってもらえるという取り組み。ナイスです。

エンターテイメント業界では、この15年間で音楽ソフトの売り上げがほぼ半減。
一方で、演劇やライブの公演回数・動員数は倍増しているそうです。(※)

つまり「コト」の消費に、よりお金を使いたいという人が増えているということですね。

福岡のように“行ってみないと良さがわからない”という地域は全国にたくさんあると思います。
そういう街が人を呼びたいと思った時に、観光のPRだけではなく「コト」をフックにする作戦は多いにアリですよね!

《まとめ》
“コトづくりスキル”が、街や企業に人を集めるカギとなる。

※日本レコード協会、ぴあ総研調べ

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