燃費の改ざん問題に揺れる三菱自動車。
先日、特別調査委員会の報告が公表されました。
そこには、下記のように書かれていました。
「(この問題の)全ての根源は、会社が一体となって、つくり、
理想の車づくりを通じてどのような社会を実現したいか?
そうした理念が共有されていなかったために、
「最も大事な再発防止策は、
と、報告には綴られています。
《三菱自動車は、誰に、どんな価値を提供していくのか?》
それを明確にし、社員一人ひとりに浸透させていくこと。
それがこれからの三菱自には求められているわけですが・・・
仕事観も価値観もバラバラな社員たちの心を一つにしていくのは“
さらに言えば「三菱自ブランド」の回復も難しいでしょう。
私は両親が三菱グループで働いていたため、
三菱が好きだったし、三菱車にも愛着がありました。
そんな私でさえ、もはや三菱車を買う気にはなれません。
車の出来が多少悪くても、多少高くても、好きなら買う。
逆に、いくら性能が良くても、安くても、嫌いなら買わない。
それが今の消費感性です。
社員が想いを共有していない会社の商品など、
過激なことを言うようですが、私はこの際、
三菱自の社員は、“日産色”に染まり直すのです。
地に堕ちてしまった三菱自動車ブランドの理念をつくりなおし、
『そんなことは絶対に納得できない!三菱自は私の全てだ!
という社員が、もしもいたら・・・。
その時は、スピンアウトして新会社を創ればいいのです。
日産という「踏み絵」をきっかけに、想いを共有する仲間が集い、
もし三菱自の復活があるとすれば「三菱自は“自分が”
そんな社員がいることを、私は信じたい。そして“
《まとめ》
理念は、つくるよりも徹底する方がよほど難しい。