COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/02/02

【vol.434】会社の節目に、ありきたりではないプレゼントを。

20周年、30周年、50周年…。
企業としての大きな節目に、みなさんの会社ではどんなことをされていますか?

周年記念式典や記念誌の作成、方針発表会など、様々な取組が考えられますが、
私がおすすめしたいのは、「社員へのプレゼント」として“次世代リーダー育成プロジェクト”を発足させることです。

企業は30周年を迎えて、解散するわけではありません。
その後も永続していくことがテーマです。

30周年なら、その後の30年。
100周年なら、その後の100年を誰が担っていくのか?
これを考える機会にすることで、社員がより豊かに希望をもって、未来を描けるようになるのではないでしょうか。

育成プロジェクトを進める際のコツは、下記の2つのステップを踏むことです。

まず、現在の経営幹部で「これからの自社に必要なリーダー像」というテーマでディスカッションを行い、イメージを明確化をします。

次に、自社のリーダー育成にとって必要な育成プログラムを、世の中に溢れているコンテンツから優先順位をつけて選んでいくのです。

たったこれだけで、自社らしさ(DNA)を受け継ぐリーダーが育つ精度がぐんと上がります。

そして、これを周年行事と連動させると相乗効果が増します。
たとえば、育成プログラムの成績優秀者を表彰。
特典として、ヤングボード(若手役員会)に加わる権利をプレゼントしたり、30年後の周年行事に向けてのプロジェクトチームに参画してもらったりするのです。

会社の歴史的な節目を、さらなる発展のチャンスとして捉えていく。
祝賀会をしたり、社員旅行で海外に行くのも悪くはないですが、“次世代リーダーの育成”というプレゼントは、その場だけで終わらない、真の意味でのお祝いになるのではないでしょうか?

《まとめ》
“元気”とは、未来に希望を抱けている状態。
社員が元気になるプレゼントを!