COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/04/20

【vol.445】学生のココロをつかめ!社長“めった斬り”大作戦

超売り手市場と言われる新卒採用。多くの企業が採用活動に苦労をしています。
そんな中、ブレスカンパニーでは大手ナビ媒体に頼らない独自性の強い採用イベントを企画。
先日、山口県の成長企業3社と共同で開催しました。

その名も【めった斬り就活セミナー2018】
ゲストには山口出身のお笑い芸人・波田陽区さんをお招きしました。

このイベントの大きな特徴は2つ。

1つ目は「企業が自ら企画運営する!」という点です。
学生の集客から当日の設営まで、組織の垣根を超えて“自分たちの手” で“じぶんごと”として進めたこのイベント。
苦労したぶん、開催当日はみなさんの思い入れと熱意が溢れ、学生にもいい形で伝わっていました。

2つ目は「学生と企業の距離感を“劇的に”詰める!」という点です。
例えば「波田陽区が経営者を面接!?」というコーナー。
実力派の経営者たちが面接官の波田さんに“めった斬り”されました(笑)
狙いは、学生がハラハラするほどのツッコミを通じて、経営者自らの素顔とホンネを引き出してもらうこと。
そのやりとりを通して学生達は、遠い存在だと感じていた経営者に親近感を覚えたり、興味が湧いたりするのです。

その後はグループに分かれ、学生が経営者に“めった斬り質問”をするワークタイムを設けました。
最初は恐る恐る“ぶっちゃけ質問”をしていた学生達。ですが、やりとりを重ねるうちに、自然と企業と学生の距離が縮まっていきました。

人材獲得が厳しい昨今、企業は必死に魅力をPRし、応募者の心をつかもうとします。
しかし、キレイごとを並べ立てても、応募者の方が賢い。
簡単には信用しませんし、変に媚びた姿勢は逆に足元を見られてしまうのです。

それよりも経営者が“先に”胸襟を開いて、ホンネをさらす。
社風や熱意を知ってもらうために、企業自らが「直接」学生に伝える努力をする。それが重要なのです。

今回のイベントは参加学生の満足度が非常に高く、選考希望者も多く現れています。
求人媒体では、条件や待遇で選ばれてしまい不利になりがちな地場企業の「逆転の発想」の採用活動。
あなたの地域でも、独自の採用の仕組みづくりをスタートしてみませんか?
《まとめ》
PRより、距離感。
応募者は企業の“ありのまま”を知りたがっている。