COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2017/06/01

【vol.450】地味な努力をコツコツ続けるコツ。

400mハードル日本記録保持者の元陸上選手・為末大さんの講演を聞きました。
世界陸上では銅メダルを獲得。
またオリンピックは3大会連続出場と華々しい結果を残している為末さん。

「けれど、日常は極めて地味なルーティンの毎日です。
朝から準備運動をして、インターバルトレーニングして、筋トレして、プロテイン飲んで、帰って寝る。
延々とその繰り返しです。
それを20年くらい続けて、運がいいとオリンピックに出られる。そんな感じなんですよ。」

確かにそうだろうなあと。

そこで為末さんに質問をしました。
「地味な努力が大切なのはよくわかるんですが、ほとんどの人にとって継続が難しいですよね。
続けるコツってありますか?」

為末さんはこう話してくれました。
「2つあると思います。
ひとつは「こうなったらいいな」というビジョンを持つこと。
もう一つは、「どうしたらより良くなるのか?!」と日々ちょっとでも工夫してみる。
そうするとルーティンが楽しめるようになりやすいと思います。」

なるほど、わかりやすい!

自分に当てはめて考えてみると・・・
例えば私は、ふだん食事制限や朝ランをしています。
食事制限は3年前から、朝ランは1年前からです。
それは「長期的な体力アップと体型維持」というビジョンがあってのこと。
そのため、朝ランの頻度や負荷のかけ方は、日々考えて工夫しています。
単なる義務感でこなしていたら、改善もないだろうし、続かないだろうなあと思いました。
イチロー選手は次のように言っています。
「細かいことを積み重ねることでしか、頂上には行けない。
それ以外に方法はないということです。」

このことは、こう言い換えられるのではないでしょうか。
「まず自分なりの“頂上”を思い描くこと。
そこに向かって、日々の“改善”を積み重ねていくことが、頂上に行き着く方法。」
《まとめ》
継続力とは、単に続けるスキルではなく、ゴールを見据えて主体的に改善をし続ける力。