COLUMN

コラム「社長の給料まる見え日記」

2016/06/09

【vol.404】《実践編》趣味のダイビングを、全く関係ない仕事に活かすには?

402号で『人生業』について書きました。

※人生業についてはこちら

後日「自分の人生業を知りたいので、見つけかたの具体的な手順を教えて欲しい」
という感想を頂きました。

そこで今回は、やり方を3つのstepでご紹介したいと思います。

グループで行うのがオススメです。
(客観的な視点をもらえることと、ネーミングを一緒に考えてもらえるからです)

《人生業のつくり方》

■step1. 個人ワーク
「得意なこと」「苦手なこと」
「やりたいこと」「やりたくないこと」
「役に立てること」「役に立てないこと」
などを洗い出し、自分自身の特徴を理解する。

■step2.グループワーク
特徴を組み合わせて、一人ひとりの「人生業」を話し合いながら突き止めていく。
好きで、得意で、人の役に立てること。→●●屋さん
※ポイントは今存在している事業名をつけないこと。
世の中にある仕事にあてはめずに新しくネーミングをつけます。

■step3.まとめと発表
名付けた「人生業」を、どうやって日々の仕事で生かすのかを考え、発表する。
ポイントは「世の中にある仕事にあてはめずに新しくネーミングをつけること」です。
先日、とある研修で講師をしたときに、この「人生業グループワーク」を行いました。

「どこでも空気清浄機」「寝起きドッキリプランナー」
「動物タクシー」「あなたの心のサンドバッグ」
などなど、ユニークな仕事(人生業)が次々と誕生しました(笑)

あるイタリア人女性は「オタク文化の宣教師」と人生業を命名。
彼女はイタリアから留学して日本で就職したのですが、とにかく日本のオタク文化が好き!
時間を忘れてしまうほど大好き!
本場のオタク文化に触れたくて留学を決めたそうです。

彼女が勤めているのは、中古パソコンの卸の会社。
今の仕事で、人生業 「オタク文化の宣教師」 をどう生かすのか?
彼女は次のように発表していました。
「海外の販路開拓をしているので、外国人に対する営業上の “アイスブレイクツール” として、
活用できるのではないかと思います。
また、私のように日本好き、オタク文化好きな外国人の採用にも生かせると思います。」

どんな些細なことでも、個人的な趣味でも、人生業として生かす方法は必ずみつかります。

ぜひ、みなさんも考えてみてください!

《まとめ》
“得意なこと” で “役に立てること” を仕事と接続できると、“自分ゴト” 化しやすくなる。